半日陰でも大丈夫で寒さにも強く、旺盛に茂ります。
他のハーブの足元やシェードガーデンにぴったりの植物です。
アルケミラの基本情報

アルケミラ Alchemilla(バラ科)
多年生・宿根草
【耐寒性】-10〜-20度(※防寒なし)
【サイズ】最大40p
※花期は60cm
【樹形】草
【主な用途】
観賞
【花色】
白〜黄緑
アルケミラ(レディスマントル)とは?
【アルケミラの特徴】
・とにかく寒さに強い
・極端な日差しは苦手
・ひらひらの葉
・葉は細かい毛に覆われる
・花は地味
アルケミラは、ギザギザのあるてのひら形の葉で細かい花が咲く美しい植物です。
日本ではハゴロモグサとして昔からおなじみです。
ハーブとしてはレディスマントルという名前で呼ばれます。
葉は細かい毛に覆われており、雨や露が乗るとひときわ輝いて見えます。
ハーブの中では珍しく酸性土壌や湿った土地、半日陰でも育つありがたい種類です。
【参考】アルケミラ モリス (ポット苗)
ハーブとして知られていますが、一般に園芸店で出回るアルケミラモリスには効果が期待できないようです。
お茶などに使う場合はブルガリスなど別の品種を入手します。
アルケミラについて詳しく!
【Chapter:1】アルケミラってどんな植物?
・アルケミラの花
・アルケミラの形
・アルケミラの香り
・アルケミラの葉
【Chapter:2】アルケミラの性質は?
・アルケミラの生育環境
・アルケミラの耐寒性
・アルケミラの育て方
【Chapter:1】アルケミラってどんな植物?
【アルケミラの花】
アルケミラは伸びた花茎の先に細かい花が密集して咲きます。
色は薄く白っぽい黄色から黄緑といった感じです。
春から初夏に花茎を伸ばし、その先端に花が付きます。
花は単独で見ると地味ですが、群生して満開になるとなかなかに見事です。
【アルケミラの形】
アルケミラは株元から直接、葉軸を伸ばして茂ります。
そのため地面に近い位置でこんもりと茂ります。
花の時だけまっすぐ上に高い花茎を立ち上げます。
【アルケミラの香り】
特徴的な香りは特にありません。
【アルケミラの葉】
葉はフチに細かなギザギザがあり、葉全体もゆるやかに波打ち、ゆるいギザギザが入るうちわ型です。
全体が細かな毛でおおわれており、水を弾きます。
【Chapter:2】アルケミラの性質は?
・土はやや酸性寄りを好む
・湿り気があったほうが生育が良くなる
・寒冷地でも無対策で冬越しできる
・極端に強い日差しは苦手
【アルケミラの生育環境は?】
アルケミラはほかの主要なハーブと同様に日あたりを好みますが半日陰でも育ちます。
日あたりを好むといっても夏の強い日差しは苦手で、葉焼けをおこしたり株が弱ったりします。
暑い季節は半日陰のほうが良いでしょう。
ハーブの中では珍しくやや湿り気のある土や、少し酸性寄りの土壌を好みます。
とはいえ、常時湿っているような土や粘土は苦手ですので油断は禁物です。
養分も多少あったほうがよく育ちます。
また寒さに対しては非常に頑丈で、極端な寒さに当たっても春になると芽吹いてきます。
【アルケミラの耐寒性】
アルケミラは寒さに対しては強いです。
地植えであれば−15度以上の寒さでも放置で冬を越すことが可能です。
秋ごろから葉が枯れ始め、冬には地上部がなくなりますが春になると芽吹いてきます。
【アルケミラの育て方】
アルケミラは全体的に頑丈で手がかからない植物です。
基本的には水やり以外は放置気味で良いですが、どんどん株が増えて密集するので、
数年に一度は株を分けて若返りを図ったほうが良いでしょう。
ハーブの中では水分の消費が多く湿り気を好む方ですが、極端な湿り気や粘土は苦手です。
鉢植えでは水切れでしおれやすいので枯れる前に水を与えましょう。
極端な日差しと暑さに弱いため、鉢植えの場合は真夏には半日陰に移動させたほうが良いでしょう。
地植えの場合は他のハーブの足元や陰に植えて直射日光を防ぎます。
アルケミラは虫の害は受けにくいですが、乾燥させるとカイガラムシが大量につきます。
株元・根元に大量につき、ひどい時は葉の裏にまで上がってきますのでこすり落とします。
【参照】アルケミラが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
アルケミラは主に苗が販売されています。
稀に種を見かけますが、発芽率は非常に悪いようです。
やはり苗を購入したほうが無難です。
【ハーブの専門店で購入する】
アルケミラはハーブの専門店で購入したほうが良いです。
一般の園芸店で見かけるのはほぼアルケミラモリスか、まれにアルパインレディスマントル程度なので、
ハーブとして考えるなら専門店でブルガリスを買ったほうが良いでしょう。
最近は原種系も出回るようになり、ハーブ専門店のほうが色々選べます。
【参考】アルケミラ モリス (ポット苗)
【参考】アルケミラ ブルガリス (ポット苗)
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
アルケミラは元々は薬用ハーブとしてより庭の花として親しまれていたため、園芸店でも比較的よく見かけます。
ただし、ほとんどの場合はアルケミラモリスで、最近エリスロポーダが出回るようになったくらいです。
なお、アルパインは園芸店ではハーブではなく山野草コーナーやロックガーデンコーナーにおいてある場合があります。
【アルケミラの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでアルケミラを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
主に葉の形で見分けることになります。
何か手掛かりが欲しいという時は以下のような部分を観察してみてください。
【特徴1】葉の形で見分ける
アルケミラの葉は扇やうちわのようにわずかに波打っています。
ヒューケラと葉の形が良く似ていますが、ヒューケラのほうが葉の先端がやや尖っており、
アルケミラのほうが全体に丸みを帯びた形となっています。
【特徴2】葉の表面で見分ける
アルケミラの葉は表面を細かい毛が覆っています。
そのため水をかけるとはじきます。
その美しさからデューカップという別名もあります。
【特徴3】葉の色で見分ける
葉の形はヒューケラとよく似ていますが、ヒューケラが様々な色や模様があるのに対し、アルケミラはほぼ緑一色です。
【例外】※アルパインレディースマントルの場合
アルケミラでもアルパインだけは少し葉が違います。
おおよそ五弁で、ふちにギザギザと細かい毛があり、色は鮮やかな緑で艶があります。