しかし必需品に近いものや、あると便利なのに意外と見落としている道具もあります。
道具には使いやすいものと意外と使いにくいものがあるので選ぶポイントを考えてみましょう。

【ハーブの育て方】準備するもの
まずどうしても欠かせないのは植物の苗(種)と土です。
鉢植えと地植えで必要なものは多少異なりますが、鉢植えの場合はまず植木鉢などの容器類は必須となります。
その場合は鉢底ネットと鉢底石も必要となってきます。
【必需品】
・植木鉢(プランターなど) ・鉢底ネットと鉢底石 ・園芸用土
あったほうが良いものとしては園芸用の道具がいくつか挙げられます。
ハサミなどは家庭用のものでも代用は可能ですが、土がつくと切れ味が一気に悪くなりますので、
やはり園芸用として販売されている道具のほうが良いでしょう。
【あったほうが良いもの】
・スコップ(シャベル) ・ジョウロ ・園芸用ハサミ ・霧吹き
暑さ寒さが厳しい地方では日照や霜、温度などに対して対策が必要なこともあります。
植物を守るためにあらかじめ準備しておきましょう。
いろいろな用途に転用できるので用意しておくと何かと便利です。
【季節対策】
・シート類 ・支柱 ・棚
それではそれぞれ詳しくみていきましょう。
【容器類】植木鉢・プランター・ポット
・植木鉢(プランター)
・ポット(苗ポット/ビニールポット)
【園芸用土】植え付けに必要な土
・庭土(植え付けスペース)
・園芸用土(培養土・単用土)
【道具類】園芸用の道具(ガーデンツール)
・スコップ(シャベル)/移植ごて
・ジョウロ/霧吹き
・ハサミ
・そのほか
【季節対策】夏越し・冬越しの必需品
・シート類
・支柱類
・ガーデンラック(夏越し用)
・ガーデンラック(冬越し用)
【容器類】植木鉢・プランター・ポット
【植木鉢・プランター】
植木鉢やプランターは主にテラコッタの素焼鉢・テラコッタで塗装されたもの・プラスチックなどの樹脂製のものがよく使われます。
たかが植木鉢と軽視せず、サイズや形状、特に材質の違いを理解していると植物の根を健康に育てられるようになりますので良く選びましょう。
・サイズや形状、材質はどうか
・通気性があるかどうか
・熱の伝え方はどうか
・重さはどうか
・耐久性はどうか
【植木鉢のサイズ】
植木鉢のサイズは直径が号数で表記され、3p刻みとなっています。
一般的に売られている苗は黒のビニールポットに入っていることが多いですが、
このポットのサイズの多くは9p、つまり3号となっています。
植木鉢の場合、鉢の厚みも含んだサイズとなっているので、ビニールポットの苗を植え替える際は、
1〜2サイズ上のものを用意したほうが無難です。
【 関連記事 】 植木鉢の選び方 > 号数による違い
【形状】 スタンダード鉢 ごく一般的な形の鉢です。
浅鉢
直径に対して深さが浅い植木鉢です。背の低い植物の寄せ植えや盆栽などによく使われます。
また、根が浅く横に広がるタイプの植物や根が少ない植物にもお勧めです。
深鉢
直径に対して深さがある植木鉢です。根が深く伸びる植物、ゴボウ根の植物に向いています。
また、樹木性の植物にもお勧めです。
【材質】
テラコッタ素焼鉢:
昔から使われている植木鉢で、通気性があります。
通気性があるために、湿り気を苦手とするハーブには向いています。
また、樹脂製の薄いポットよりは暑さ寒さを伝えにくいので、真夏や真冬には根にダメージを与えにくいです。
重いのが難点ですが、多少の風では飛んで行かないという利点もあります。
熱に強く、落としたりぶつけたりしなければ頑丈です。
【 関連記事 】 植木鉢の選び方 > 素焼き鉢がベスト!
テラコッタ塗装鉢:
昔から使われている植木鉢で、釉薬をかけて焼かれたものもしくは素焼鉢に塗装を施したものになります。
見栄えが良いので贈り物・ギフトの大鉢などではよく使われています。
通気性という面では素焼鉢より劣りますので根腐れには注意が必要です。
ただし、樹脂製の薄いポットよりは暑さ寒さを伝えにくいので、真夏や真冬には根にダメージを与えにくいです。
重いのが難点ですが、多少の風では飛んで行かないという利点もあります。
樹脂製:
樹脂といってもいろいろあると思いますがここではまとめて樹脂製とします。
薄く軽いため扱いやすく、市販の植木鉢も最近は樹脂製の植木鉢が多いです。
形も様々でおしゃれなものも多いです。
基本的に薄いものが多く、熱を伝えやすくなります。
通気性はやや悪く、水はけの悪い土を入れてしまうと根が蒸れて痛みやすくなります。
植え替え時に苗を引きぬいてみると鉢の内側に藻が発生していることも。
軽いため移動などには便利なのですが、細く背が高い苗を植えていると風の時に倒れやすいのが難点です。
衝撃で割れることは少ないですが、安いものは紫外線で劣化しますので注意してください。
木製(ウッド):
下に穴が開いていてたしかに植木鉢として使えるものもありますが、どちらかというと植木鉢カバーとして使われます。
熱を伝えにくく、通気性はそこそこといった感じです。
多少の防水や防腐処理はしてあると思いますが、水気が多いと傷みやすくなります。
大型のものは寄せ植えの植木鉢でよく見かけますが、
底面だけ樹脂の網目構造になっていて排水を強化してある便利なものもあります。
厚みにもよりますが意外と保温効果がありますので、冬季はウッドの植木鉢カバーをかぶせるのも良いでしょう。
衝撃で割れることはまれですが、経年で板の貼り付け部分から隙間が開いてくることはあります。
植え替えの季節には意外とたくさんの植木鉢が必要になります。
ハーブの場合、生育を考えるとオススメはダントツで素焼きの植木鉢なのですが、まとめて買うとなると重量があるのが難点です。
たくさん買う場合や大型の鉢を買う場合は通販等で購入して家まで宅配してもらうと良いでしょう。テラコッタの専門店も存在します。
【参考】 植木鉢・テラコッタ専門店 バージ
【参考】 陶器舎
【ポット(苗ポット)】
植木鉢のこともポットと言いますが、ここでは種まきや挿し芽などの苗を植えるものとします。 一つ一つバラになっているものと連結されているものがあります。 意外と素材も様々です。
ビニールポット:
市販の小さな苗が植えられていることの多いビニールポットで、黒のイメージが強いですが白やピンクもあります。
安いのが利点です。
土をパンパンに入れないと手で持った時に根鉢が崩れることがあるので注意します。
熱を伝えやすいので、真夏の直射日光にはやや注意が必要です。逆に厳冬期には中身ごと凍ってしまいます。
通気性も今一つですので、地中の蒸れにも注意が必要となります。
そのかわり湿気を好むタイプには意外と適しています。
ポリポット:
市販の小さな苗が植えられていることの多い樹脂ポットで、小さく、緑のものをよくみかけます。
ビニールポットよりは固くしっかりしています。
通常は通気性がありませんが、中にはスリットや通気孔が入っているものもありますので、
必要に応じて選ぶと良いでしょう。
紙ポット:
しわしわのボール紙のような外見のポットです。
園芸用に作られているのである程度は耐久性がありますが、やはり水を吸うと軟らかくなります。
ポットごと土に埋めてしまえるので植え付けが楽という触れ込みですが、
種まきからこのポットで育てた場合、苗がある程度育つ前にポットが黒カビだらけになります。
水挿しの挿し芽の土への定植に使い、根が張ったらそのまま土へ埋めるなどには良いと思います。
ココナッツポット:
ハーブの苗などのキットとして売られている場合、セット内容によく見かけます。
ココナッツの繊維などの繊維を固め、水を掛けると膨らむタイプで土と合体になっているものが多いです。
意外と育てにくいので発芽したら植木鉢などへ移植したほうが良いでしょう。
なおハンギングバスケットの内側のカバーなども存在します。
ちなみにココヤシの実そのものを植木鉢カバーに仕立ててある物も存在します。
ポット用トレー:
マス目上に連結された、ビニールポットやポリポットを並べるためのトレー(カゴ)です。
ポットの数が多い時や、種まき・挿し芽の時に便利です。
極小の植木鉢も入ることがあり、たくさんの鉢やポットを移動させるときにも便利です。
【植木鉢用】植木鉢に必要なもの
【鉢底ネット】
文字通り、植木鉢やプランターの底に敷くネットで、黒の樹脂製で細かな格子状になったものが市販されています。
市販の苗の場合、特にビニールポットの場合だと底に敷かれていないことが多いのですが、
これがないと鉢底の穴の部分から土がこぼれ落ちてしまったり、ワラジムシやナメクジが入り込んだりしてしまいます。
それらを防ぐためにも、必ず敷いておきましょう。
《 参考 》 鉢底ネット(一覧)
鉢底ネットは丸いものや四角いものなどいろいろなサイズが販売されていますが、大きな一枚のシートでも販売されています。
ハサミで簡単に切れますので、
大きなシートを購入してお使いの鉢などのサイズに合わせて切ったほうがぴったりフィットできるのでお勧めです。
【鉢底石】
文字通り、植木鉢などの底に入れる石です。鉢底石の名称で販売されていますが、大粒の軽石である場合が多いようです。
鉢底にある程度の厚さに敷き詰めることで通気性と排水性を確保し、根腐れを防ぐことができます。
特に樹脂製の植木鉢は内部が蒸れやすいため、鉢底石で空気の通れる隙間を確保しておくことが重要です。
《 参考 》 鉢底石(一覧)
変わった使い方としては、大きな植木鉢の場合に軽石を下半分くらいまで入れて土を節約することもあります。
重量的にも軽減されます。
【園芸用土】植え付けに必要な土
庭土(植え付けスペース)
庭に地植えする場合はスペースを確保しておきます。
剪定の具合にもよりますがハーブは意外と横にも広がるため、あらかじめ成長後の株周りのサイズに余裕を持ったスペースを確保します。
また、植える際に穴を掘りますが、穴のサイズは苗の枝の広がった範囲の大きさに掘りましょう。
枝の広がりと根の張り具合は比例するとされています。
根鉢の大きさにしか掘らないと根が広がり始めるのに時間がかかります。
大抵の庭土で多くの植物は問題なく育ちますが、ローズマリーやラベンダーなど地中海方面が原産地のハーブの多くは、
ややアルカリ気味の土壌と水はけ及び通気性の良い土を好みます。
もし植え付け場所の土壌が適していないような場合は、草木灰などで中和し、小粒の軽石や砂などで通気性を高めておきましょう。
園芸用土(培養土・単用土)
植木鉢やプランターに植える場合の土は園芸用土(培養土)がお手軽です。
培養土はいろいろな土をバランス良く配合されたもので、野菜用や花用、ハーブ用などいろいろな種類が販売されています。
ただし、市販の園芸用土は意外と保水性が良すぎて排水性が悪いものや、ピートモスが多めで水をはじいてしまうもの、
肥料が多すぎて樹木系のハーブが葉ばかりになってしまうものなども見受けられます。
そのような場合は、単用土と呼ばれるもの(単一の素材のみが袋詰めされている)から適したものを選んで混ぜ込みます。
大抵の場合は水はけの問題になるかと思いますので、小粒の軽石や川砂、腐葉土などを用意しておけば良いでしょう。
もちろん、多種多様な単用土を組み合わせて自分オリジナルの配合土を作ることも可能です。
ハーブごとに最適な土の配合を変えたい場合はチャレンジしてみるのもおすすめです。
《 関連記事 》 土づくりについて
《 関連記事 》 培養土・単用土について
【道具類】園芸用の道具(ガーデンツール)
【スコップ(シャベル)】
スコップも売り場へ行くと色々な形のものがあります。
あれこれそろえる必要はありませんが、有ったほうが便利な形状もあります。
なお意外と庭でなくしやすく、探すときには派手な色の方が目立って見つけやすいです。
・まずは普通のスコップ1本。必需品。
・細い移植ごては絶対便利!
※地面を本格的に掘る場合は大型スコップを
※地面が粘土の場合は大型で穴あきのスコップが便利
まずは通常の片手サイズのスコップを1本と、穴を掘るための大型スコップを1本。これは必需品です。 その他に絶対に用意しておいたほうが良いのが細い移植ごてです。
スコップ(通常形状):
ごく普通の、やや丸みを帯びた三角形、もしくは丸い矢じり型といった形のスコップです。
万能なので一つは用意しておきましょう。
ぎざぎざの歯が刻まれているものもありますが、
根やツルを引っ掛けて切ってしまうことがあるので苗を扱う時は避けた方が良いでしょう。
スコップ(大型/穴掘り用):
穴を掘ったり地面を掘り返したりするときに使うスコップです。
かなりの負荷がかかるため、柄と本体が一体型のほうが頑丈で長持ちします。
地面が粘土の場合は、粘土がへばりつきにくい穴あき型のスコップも存在します。
移植ごて:
小手という名前がついていますが、見た目は細長いスコップです。
先端が細いので小さな植木鉢や苗ポットにも使えます。
特に細目で尖った形状のものは地面に突き刺しやすく、粘土のような固めの地面でも掘りやすいですし、
小さく細い穴を掘るときや、小石を取り除く時にも使いやすいです。
一本持っていた方が断然便利です。
移植ごてが本領発揮するのは移植時よりも粘土などの固い地面を掘る時です。
先端が細いために力が一点に集中しやすく、ほかのスコップよりも楽に地面に突き刺さります。
特に粘土に採石が混じっているときなどは小石を取り除くときに重宝します。
また、ゴボウ根の植物を掘り上げるときにも適しています。
《 参考 》 移植ごて(一覧)
鉢植えやよく掘り返されている花壇などに使う場合は、ごくありふれた木の柄のもので十分ですが、
固い粘土を掘り起こしたり大きめの石などが混じったりしている場合は負荷が大きいため、柄と本体の接合部分が折れることがあります。
負荷が大きいことがあらかじめわかっているときは、柄と本体が金属で一体型のものを選ぶと頑丈で長持ちします。
上記のほか、あると便利な形状のスコップは以下の通りです。
必要に応じて手元に準備しておくと良いでしょう。
スコップ(刃付き):
形や大きさは普通のスコップですが、ぎざぎざの刃が刻まれているタイプです。
主に雑草を抜く(根を切る)ときや、雑草の根が多すぎて固い地面を掘るときに使います。
ただし、植えたい苗などに普通のスコップ代わりに使うと、
大事な根やツルを引っ掛けて切ってしまうことがあるので避けた方が良いでしょう。
スコップ(小):
グリップは普通ですが先端のスコップ部分がとても小さいタイプです。
小さな植木鉢や苗ポットには普通サイズのスコップが入らないため、一本あると便利です。
小さな苗を移植する際にも便利です。
見つからない場合は盆栽用コーナーや、以外と百均にもあります。
土入れスコップ:
半円筒というか丸く深みのあるスコップです。
土を入れるのに使います。少量の土を運ぶときにも便利です。
容量は様々で、中には1L以上の容量を扱えるものもあります。
やや太さがありますので、
小さな苗ポットには先端が細くなっているものを選ぶと良いでしょう。
【ジョウロ/霧吹き】
水やりはいろいろな容器で代用する人がいますが、やはりジョウロを使ったほうが良いです。
シャワータイプのヘッドのものと、水がストレートに出るタイプのものがありますので環境に合わせて選びましょう。
また、室内で育てる場合や特殊な状況が発生した場合には霧吹きも必要となります。
【形状】
シャワータイプ
水が先端からシャワーのように細く幾筋も出てくるジョウロです。
水の勢いが柔らかいので土を流しにくく、柔らかい芽や根を傷めにくいのが特徴です。
屋外の場合はこのタイプが良いでしょう。
水やり自体は通常は植物の根元にそっと与えますが、
乾燥期やアブラムシなどの発生予防のためには葉の上から水をじゃぶじゃぶかけることが必要な時期もあります。
このような場合もシャワータイプが適しています。
ストレートタイプ
先端から水がそのまま出てくるタイプです。
先端が細いものが多く、水が飛び散りにくいので室内の水やりに適しています。
ただし水の勢いが強いので、土を流して根を洗ってしまったり、種まきの後には種を流してしまったりしがちなので、
水やりの際は加減が必要となります。
霧吹き
霧吹きの水滴は細かいもののほうが良いです。
ジョウロとは違い、水やりというよりは植物の本体を湿らせる用途に使います。
春先から夏場にかけて、植物の乾燥を防ぐ為に葉水が必要となります。
室内では葉の上からジョウロでじゃぶじゃぶ水をかけにくいため、霧吹きを使うと良いでしょう。
特に室内は乾燥しやすく、ハダニやアブラムシの発生の原因となりますので葉水が欠かせません。
害虫がついたり葉が病気になった際に薬品などを使用するときにも、霧吹きであれば該当の場所にだけ吹きかけられるので適しています。
なお、プランターなどで種まきをした際に、ジョウロで水を与えると種を土ごと流してしまったり、
浮いた泥が種を厚く覆ったりして発芽率が落ちてしまうことがあります。
特に小さな種をまいた時は発芽後に根がしっかり張るまでは霧吹きで水を与えると良いでしょう。
【ハサミ】
ハサミもいろいろな形状がありますが、ハーブを育てる場合にはあまりあれこれ必要ありません。
そのかわり、万能に使えて扱いやすいものを良く選んで一本用意しましょう。
家庭用・工作用のハサミでも代用可能ではありますが、園芸をしているとどうしても泥が付着します。
土や泥がついた状態で切ってしまうと一気に切れ味が悪くなりますので、家庭工作用のものとは併用せず、
園芸専用に用意したほうが良いです。
また、細くても枝は硬いですので、やはり園芸用に作られているハサミのほうが手に力も入らず、
刃も頑丈に作られていますので無理なく切ることができます。
なお、意外とタグを切ったり紐を切ったりといった作業も発生しますので、
工作用の通常のはさみ(カッターでも可)も必要となります。
【形状】
剪定ばさみ
刃の太さが左右非対称でしゃくれたような形のハサミで、たいていの場合グリップにはバネが仕込んであります。
少し太めの枝や固い枝に対しての切れ味も良いのが特徴ですが、
握りにくく刃を広げにくいのでやや扱いにくいです。
土がついたものを切ったり錆びたりすると一気に切れ味が悪くなるので手入れは必要となります。
植木ばさみ
植木屋ばさみや大久保ばさみとも呼ばれます。
刃も持ち手も左右対称で一般的には全体が金属で一体型となっています。
刃の先端は鋭くとがっていて、地面に突き刺すこともできます。
一見すると開閉しにくいように見えますが、手にフィットしたサイズであれば手が疲れにくく、とても扱いやすくおすすめです。
切れ味はよく、株の剪定や鉢植えの手入れなど幅広く使えます。
また、切れ味も落ちにくいので長く使えます。
生け花やフラワーアレンジメントでも使われます。
万能ばさみ
大抵の場合、外見は普通の工作ばさみのような形になっています。
そのため手が慣れており、とても扱いやすいです。
ハサミの選び方がわからなければまずはこれ1本から始めてみても良いでしょう。
刈り込みばさみ
両手で使う柄の長いはさみです。
主に庭木を刈り込むときに使われます。
ハーブでも低木系の大株があるならば考慮しても良いですが、基本的には庭木や盆栽用と思ってよいでしょう
【そのほか】
上記に挙げた以外にも様々なガーデンツールや農業用の道具が存在します。
比較的よくつかわれるのは片手サイズの熊手です。
地面が柔らかい場合は草をかき集めるようにして抜き取ることができます。
小型のスキやツルハシも見たことがあるかと思いますが、これは地面が粘土などで固すぎてスコップが入らない場合などに使います。
他に用意しておいたほうが良いものは園芸用の手袋です。
軍手でも代用はできますが目が粗く、とげや砂が入りやすいので意外と手が汚れてしまいます。
ゴム手袋の場合は手は汚れませんが30分もしないで内部が汗でぬるぬるになってしまいます。
園芸用の手袋は手のひら側に滑り止めがついていて甲の部分は通気性が良くなっているため、汗も気にせず長時間作業をすることが可能です。
気温が上がってくると蚊やブヨなども出てきます。
帽子や衣服と一体になった防護ネットもありますが、ブヨやヌカカなどは体が小さく網目をすり抜けることもあります。
虫よけスプレーを使用する必要がありますが、意外と一つの薬だけでは多種類の虫に対応できないので、
スプレーと蚊取り線香を併用するのが良いでしょう。
蚊取り線香は携帯専用の入れ物があり、ベルトなどにつるすことができます。
意外と盲点な便利道具が七輪やバーベキュー台です。
これらは火や炭の中にローズマリーやラベンダーなどの虫が嫌うハーブを混ぜて燃やすことで広範囲に虫除けを施すことができます。
また一部の野生動物は火の燃えるにおいを嫌うので、においが漂っている間は近寄ってきません。
【季節対策】夏越し・冬越しの必需品
【シート類】
園芸用には様々なシートが存在します。
防草シート、防霜シート、防風シート、遮光シート、寒冷紗、マルチなど種類は豊富です。
ここでは主に真夏の暑さ対策や冬場の寒さ対策で必要になるものを挙げていきます。
寒冷紗
寒冷紗は薄く目が粗いガーゼのような外見のシートで、主に黒と白の2種類があります。
遮光と防虫目的におすすめです。
大抵の場合、トンネル型・アーチ形に支柱を立てて使います。
黒の寒冷紗は主に強い日差しを避けるためと、苗が小さなときに乾燥を防ぐ為に使われます。
夏の暑さに弱く半日陰でも良いような植物には適しています。
ただし網目が密なため、植物との間に適度な隙間を作らないと蒸れてしまいますので注意しましょう。
強い日差しを好む植物に使うと光が足りず徒長しますのでこちらも注意してください。
冬場に防寒目的で使われることもあります。この場合、植物に使うことも地面の保温に使うこともあります。
白の寒冷紗は万能シートとして多目的に使われます。
こちらも遮光に使いますが黒よりも遮光率が低いため、必要な分の光は確保できるのが利点です。
黒の遮光シートよりも目が粗く通気性もあるため、防虫目的で植物を隙間なく覆う必要がある場合はこちらが適しています。
目が粗いため風は通しやすく、防寒対策に使う場合は寒冷地の厳冬期ですとやや不安要素があります。
防寒に使う場合は薄い不織布のほうが良いです。
シート類の中ではおすすめです。
遮光シート(遮光ネット)
文字通り、日差しを遮るために使います。
夏場に使いたくなりますが植物には日差しも必要なため、しっかり覆ってしまうと遮光率が高すぎて徒長させてしまうこともあります。
どちらかというと植物本体よりも周辺の地面に日陰を作って地温を上げないことで夏枯れを防ぐようにしたほうが良いでしょう。
もしくは角度や方角を考えて配置し、昼間の暑いときだけ日が陰るようにすると良いです。
すだれやよしずでも代用できます。
不織布
園芸以外でも様々な用途に使われます。いろいろな厚さがありますが白く薄い不織布がおすすめです。
柔らかくて扱いやすいのも特徴です。
目が細かく、主に夏場の遮光と、冬場の防霜・防寒・防風シートとして使われます。隙間なく設置できれば防虫にも使えます。
白の寒冷紗と似ていますが、寒冷紗よりも防寒には優れています。
水をやや通しにくいので、水やりの際はシートをめくって与える必要があります。
冬越しに使えるシート類の中ではもっとも使いやすくおすすめとなります。
【支柱類】
支柱類は植物を支えたり枝ぶりを整えたり、あるいはシートを支えたりするために使われます。
植物を支える場合は一本でまっすぐな支柱が使われます。
枝を誘引する際は太い針金で整えることもあります。
シートを支える場合は主にアーチ状に湾曲した支柱を使い、シートを植物の上にトンネル状にかけることになります。
意外と便利なのが朝顔用の円形支柱です。
まっすぐな支柱と円形の輪で構成されており、枝が暴れるのを防ぐことができるうえ、
冬場は筒状にしたシートをかければ1株ごとの防寒対策ができます。
鉢植えにも地植えにも使えるので便利です。
朝顔の円形支柱よりもまだ手軽なのが、植木鉢スタンドです。
そのまま置いても良いですが株の形状によっては逆さまでも良いでしょう。
1段だけの朝顔の円形支柱のようなものですし、なにせポンと置くだけで設置できるので非常に手軽です。
【ガーデンラック(夏越し用)】
鉢植えやプランターをガーデンラックやフラワースタンドに飾っている方も多いでしょう。
実はこのラックやスタンドの形状が夏越しや冬越しにかなり影響を持っています。
まずは夏越しに良いタイプを挙げてみます。
夏越しに良いのはアイアンタイプのラックです。
一見するとおしゃれアイテムに見えますが、夏の暑さ対策に優れた面を持っています。
気温が上がり始める時期にラベンダーなどがいつも枯れてしまうという人はぜひ導入してみてください。
なお、この良さを生かすために鉢底の受け皿は使わないようにしてください。
《 参考 》 ガーデン用 アイアンラック(一覧)
メリットとして、棚板の面がすのこよりもまだ隙間が大きく通風が良いため、鉢底が蒸れるのを防げます。
夏場に枯れる大きな要因が植木鉢の温度が上がりすぎることと内部の蒸れなのでこれは大きなポイントです。
棚板がないも同然なので、鉢に直接風が当たり、鉢の温度も上がりにくくなります。
もちろん地面から棚板までの高さがあるため、地面からの照り返しや地面で熱された空気とも触れにくくなります。
一番低い段が地面に近い場合は、棚板部分に防草シートや不織布などを敷くことで照り返しを防げます。
デメリットとしては、棚板がないも同然なため、水やりをすると水が地面におちで水跳ね・泥跳ねが生じます。
鉢底皿を使うとせっかくのメリットがなくなってしまうため、床面を汚したくない場合はシートなどを敷いた上に設置して防ぎましょう。
ウッドパネルなどを敷いてその上に設置するのでも良いでしょう。
また、冬には鉢の底にも冷たい空気が当たるため冷えてしまうことがあります。
この場合は棚板に文字通り板を乗せたりシートを敷いたりして対処可能です。
なおアイアン系のラックは支柱が細めのことが多く、シートなどを巻いて使うときにクリップなどで止めやすいという利点もあります。
他のラックより折り畳みタイプも多く存在しますので、常時使わないならば収納できるものを選ぶと良いでしょう。
見た目に反してやや重めですが、意外と頑丈で壊れにくいのもポイントです。
《 参考 》 ガーデン用 アイアンラック(一覧)
【ガーデンラック(冬越し用)】
冬越しに適している棚としては、ラックとビニールの防寒テントが一体型になったタイプがあります。
いわゆる簡易温室で、寒さに弱い植物はここへ入れると良いでしょう。
ビニールテントは透明なものがほとんどなので日光が必要な植物も徒長の心配は少なくなります。
防風テントが取り外せるものも多く、そのようなタイプは冬以外は普通の棚のように使えます。
《 参考 》 ガーデンラック・ビニール温室(一覧)
なお、このビニールカバー単体でも販売されています。
《 参考 》 温室カバー(一覧)
一般的なラックでは、木製の棚板のタイプが冬越しにはよいでしょう。
ある程度の厚みが確保されているならば棚板が冷えにくいため、冷気を鉢底に伝えにくくなります。
木製のラックは比較的小型のものが多く、冬越しの際はラックごと不織布などで覆ってしまうこともできます。
お手入れは色褪せする前に防水もしくは防腐塗料を塗りなおすことで長持ちさせられます。
塗料が剥げ始める前に塗りなおすのがポイントです。
ラックではありませんが、夏越し・冬越し共に有用なのがウッドパネルです。
これは敷き詰めることで地面の極端な温度を緩和させることができます。
そのため、夏の照り返しや冬場の冷えなどをある程度軽減できます。
なおパネルは板面と裏面に隙間や空間があるものを選んでください。
敷物として不織布や防草シートを組み合わせるとなお効果的です。
【まとめ】
・鉢植えの場合は素焼きがベスト
・鉢底ネットを忘れずに!
・スコップは細い移植ごてが便利
・ジョウロはシャワータイプ
・季節対策品も忘れずに
【関連記事】
【 関連記事 】 植木鉢の選び方