寒冷地の庭をハーブガーデンに・・・まんねんろうの咲く庭で

menu

HOME > ハーブ図鑑  > ベトニー(ビショップスワート)
ベトニー(ビショップスワート)は、ピンク系の花穂を立ち上げ、たくさん固まって咲く美しい花のハーブです。
こんもりと形良く茂り、株全体から花穂を立ち上げで花が付くのでとても見栄えがします。
ハーブガーデン風の庭にとてもおすすめの花の一つです。

ベトニー(ビショップスワート)の基本情報

ベトニー(ビショップスワート)とは

ベトニー Stachys officinalis(シソ科)

多年草(常緑)
【耐寒性】-8〜-17度
【サイズ】最大90p

【主な用途】 観賞
【花色】 ピンク


ベトニー(ビショップスワート)とは?

【ベトニー(ビショップスワート)とは?】

POINT  ベトニーの特徴

・まとまって形良く茂る
・花の色は濃いめのピンク
・茂るが広がらないので扱いやすい
・冬は葉がやや赤みを帯びる


ベトニーはビショップスワートとも呼ばれ、美しいピンクの花が穂のように咲く美しい植物です。
葉は地上付近に多く、季節になると株全体から多数の花穂を高く伸ばし、見ごたえがあります。
形よくこんもりと茂りますが、横広がりにはなりにくく、庭のアクセントとして扱いやすいハーブです。
一株満開になるととても見ごたえがします。

【参考】ハーブの種【ベトニー】5袋セット


ベトニーについて詳しく!


Contents 目次

【Chapter:1】ベトニーってどんな植物?
 ・ベトニーの花
 ・ベトニーの樹形
 ・ベトニーの香り
 ・ベトニーの葉

【Chapter:2】ベトニーの性質は?
 ・ベトニーの生育環境
 ・ベトニーの耐寒性
 ・ベトニーの育て方

【参照】
 ・ベトニーが欲しいときは? ほかの種類との見分け方は?
 ・ベトニーと相性の良いハーブ


【Chapter:1】ベトニーってどんな植物?

【ベトニーの特徴】

ベトニーはピンクの花を咲かせるシソ科・イヌゴマ属のハーブで、宿根草になります。
別名はビショップスワートで、昔は吊るして魔除けにされていたようです。
株は一か所に固まったまま増えていくので、年数が経ったら株分けで増やすと良いでしょう。
シソ科の草本性ハーブの中では見ごたえがありますので、庭をハーブガーデン風にするならばぜひ欲しい植物の一つです。


ハーブとして扱われますが、わずかに毒性があるとの報告もあり、むやみな内服は避けたほうが無難でしょう。


【ベトニーの花】

ベトニーの花は基本的には濃いめのピンクです。シソ科の花に多い、筒に唇がついたような形の花が穂になって咲きます。
春から新しく伸びた花穂の先端にまとまって咲きます。

ベトニーの花 花の拡大 穂先に密集して咲く。


株が若いうちは花穂も少なく背も低いですが、株が充実してくるとたくさんの花穂(新枝)を出すようになり、満開になると見事です。


【ベトニーの形】

ベトニーは多年草(宿根草)で、根元から株が増えこんもりと茂ります。
かなり密集して茂り、横広がりにはなりにくく、扱いやすいです。
通常は葉っぱしかありませんが、花の時期だけ花茎を立ち上げます。

ベトニーの株 密集する葉 細長い葉が密集した株になる。


【ベトニーの香り】

そのままでは特徴的な香りは特にありません。


【ベトニーの葉】

細長く、わずかに丸みを帯びた切れ込みが入ったギザギザの葉です。
大きな葉は株元に集中し、花茎には小さな葉が少しつく程度です。


【Chapter:2】ベトニーの性質は?


POINT  ベトニーの性質

・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・肥料はあまり好まない
・宿根草で耐寒性は高い


【ベトニーの生育環境は?】

ベトニーはほかの主要なハーブと同様に日あたりを好み、通気性が良くて濡れてもすぐ乾く土を好みます。
多少湿り気のある土でも大丈夫ですので土壌はさほど心配いりません。
あまり強い肥料に当たると葉ばかりで花が咲きにくくなるため、養分は少量にとどめます。


【ベトニーの耐寒性】

ベトニーは宿根草のため耐寒性は高いです。
涼しい気候の場所でもほぼ地上部に葉が残っており、色は赤みを帯びますがロゼットに近い状態で冬を越します。
霜にも雪にも強く、最低気温が−15度前後の地方であればほぼ放置で大丈夫です。

ベトニーの冬株 色の変化した葉 ロゼットに近い状態で葉は赤みを帯びる。


【ベトニーの育て方】

ベトニーは全体的に頑丈で手がかからない植物で、暑さにも寒さにも強いハーブです。
あまり広がらないので鉢植えでも大丈夫ですが、葉が多いため水分の消耗しやすいので水切れには注意が必要です。
ただ回復力はあるので、ちょっと萎れたくらいならば持ち直します。
鉢植えだとコンパクトなサイズに収まりますが、比例して花穂の数が少なく、高さも出ません。


大きく育てたい場合はやはり地植えが良いでしょう。
株が充実してくると花穂の数が増え、花茎も高くなります。
ハーブにありがちな横に這って広がっていくような性質はないので扱いやすいです。
ただしこぼれ種で増えることはあるので、株分け前提の場合は花が枯れ始めたら花茎は刈り取ってしまいましょう。


苗を入手した場合、最初の年は直径30センチくらいまで、翌年には60センチくらいにまで株が育ちます。
地上部に比例して根の張るスペースも必要になるため、地植えの場合は根鉢よりも広い範囲を掘り返して整えます。
増えすぎて株が込み入ってきたら株分けしても良いでしょう。


比較的虫の害も受けにくく、バッタの害も少ないほうです。


【参照】ベトニーが欲しいときは? 見分け方は?

【入手方法】

ベトニーは種も苗も販売されていますがあまりお目にかかりません。
花そのものはよく見かけるほうですが肝心の名前があまり知られていないのか、ハーブ苗や種としては流通量が少なめです。

【参考】ハーブの種【ベトニー】5袋セット


【ハーブの専門店で購入する】
ベトニーはハーブの専門店で購入したほうが良いです。
ヒソップはローズマリーやラベンダーと比べると知名度が劣るのか、専門店以外では見かけることがやや少なめです。


【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
あまりメジャーではないのか、園芸店やホームセンターでは扱い量が少ないです。
ハーブとしてはビショップスワート、観賞用の花としてはスタキスなどの名前がついていることもありますのでチェックしてみてください。


【ベトニーの見分け方】

花としてはシソ科にありがちな姿のため、どこかで見たような花という感想を持つことも多いですが、 逆に言えばシソ科ではよくある姿のため、見分けがつきにくいとも言えます。
主に葉と株の形で見分けることになります。

花が咲いていないとわかりにくいので、何か手掛かりが欲しいという時は以下のような部分を観察してみてください。


【特徴1】葉の形で見分ける
ベトニーの葉は細長く、丸みを帯びたギザギザの葉をしています。
新しい葉は緑で少し大きめでピンとしていますが、冬になると薄平たい感じとなり、やや赤み・赤紫寄りの色となります。


【特徴2】株形で見分ける
葉は根元に密集し、花期以外は葉だけの姿になっています。
春の終わりから初夏にかけて花茎を立ち上げてきます。
花は茎の先端に穂のように固まります。
セイヨウウツボグサ(セルフヒール)と間違えられることがありますが、セルフヒールは匍匐性で背が低い植物です。


【特徴3】株元で見分ける
ベトニーは株元が分かれて増えていくタイプです。
ランナーや匍匐茎は出ません。
また、ラベンダーやローズマリーといった樹木性ハーブではなく、草となります。


【特徴4】花のつき方で見分ける
ベトニーの花穂は、花だけになります。
同じシソ科で草本性のオドリコソウなどは葉が段になってその間に花がつく形になりますが、ベトニーは花だけが先端につきます。
花茎の枝分かれもほぼありません。



ベトニーと相性の良いハーブ

ベトニーは土壌をあまり選びませんので、大抵のハーブとはうまく共存できます。
見ごたえある株に育てたい場合は、株同士のスペースは十分に確保します。

ラベンダーとはそれぞれ低木性と草本性で性質が異なるため、組み合わせるのも面白いでしょう。
花茎の高さ・花期という点ではイングリッシュ系ラベンダーやヒソップと同時期になりやすいです。
ヒソップは低木ですがまさかの宿根草の形態なので、ベトニーと同じ扱いで良いところもポイントです。


 【広告】ベトニーの販売サイト