イングリッシュ系の中では頑丈な方で、株もやや大きめでボリュームがあります。
甘い香りで、ドライにするとさらに甘さが際立ちます。
ラベンダー・ミスキャサリンの基本情報

ミス・キャサリン Lavender angustifolia Miss,Katherine (シソ科)
多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】-8〜-18度(※無対策)
【サイズ】最大60p
※鉢植えの場合は鉢の大きさに比例
【系統】イングリッシュ系
【主な用途】
芳香・観賞
【花色】
淡いピンク
ミスキャサリンとは?
【ミスキャサリンとは?】
・イングリッシュ系
・ピンクの花
・甘めの香り
・寒さに強い
・イングリッシュ系の中では株張りが大きめ
ミスキャサリンはイングリッシュ系(アングスティフォリア系)のラベンダーで、ピンク色の系統の代表的な品種になります。
ミスキャサリンについて詳しく!
【Chapter:1】ミスキャサリンってどんな植物?
・ミスキャサリンの特徴
・ミスキャサリンの花
・ミスキャサリンの樹形
・ミスキャサリンの香り
・ミスキャサリンの葉
【Chapter:2】ミスキャサリンの性質は?
・ミスキャサリンの生育環境
・ミスキャサリンの耐寒性
・ミスキャサリンの育て方
【Chapter:1】ミスキャサリンってどんな植物?
【ミスキャサリンの特徴】
ミスキャサリンはピンク系のラベンダーの中で人気の種類です。
イングリッシュ系のラベンダーの中では株張りが大きめで、ピンク系の中でもボリュームが出やすい種類です。
香りも良く、やや甘めの香りとなります。
花の色は咲き始めはシルバーグレーですが、開花して日数が経つと徐々にピンクが濃くなります。
ミスキャサリンとロゼアの違いは、株全体の大きさに差が見られます。
ロゼアはナナ・ロゼアとも呼ばれますが、ナナというのは矮性品種につく名前となります。
ミスキャサリンもロゼアもイングリッシュラベンダーの系統になりますが、
ミスキャサリンはイングリッシュ系の中では背が高く株張りも大きくなる高性に入ります。
ピンクの花のラベンダーは矮性品種が多いため、大きめの品種が良ければミスキャサリンを選ぶと良いでしょう。
【ミスキャサリンの花】
ミスキャサリンはピンクの花のラベンダーで、つぼみのうちは淡いシルバーグレーですが、
咲くと時間経過とともにピンクが濃くなってきます。
咲き始めは白に近いごく淡いピンクですが、日数が経つとはっきりとしたピンクになります。
イングリッシュ系でもやや花期は早めとなります。
【ミスキャサリンの樹形】
ミスキャサリンはイングリッシュ系の中では高性で、1本で丸くこんもりとした樹形に茂ります。
花のない季節の高さは大体30〜40センチほどですが、花期になると花穂を全方向に伸ばします。
【ミスキャサリンの香り】
花の香りは甘い香りになります。ドライにするとさらに甘さが増します。
イングリッシュ系ですので、ツンとしたような香りはありません。
なお、葉っぱの香りはよくあるラベンダーの葉の香りです。
【ミスキャサリンの葉】
シルバーグレーの細い葉が密集する、ラベンダーらしい葉です。
イングリッシュ系なので小さめの葉ですが、矮性品種ではないため、イングリッシュ系の中では大きめの葉になります。
【Chapter:2】ミスキャサリンの性質は?
・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・寒さには強い
・突発的な暑さには弱い
【ミスキャサリンの生育環境は?】
イングリッシュ系ラベンダーの中では頑丈な種類のため、環境にはよく適応します。
庭へ地植えにするとそこそこ茂りますので、他のイングリッシュ系よりはスペースを広めにとったほうが良いでしょう。
鉢植えでも花は咲かせますが花穂が少なく小さくなります。
ミスキャサリンはほかのラベンダーと同様に日あたりを好み、通気性が良くて濡れてもすぐ乾く土を好みます。
ただし、イングリッシュ系ラベンダーですので暑さに弱く、特に突然気温が上がるような状況で弱ることが多いです。
真夏になれば熱さ慣れしていますが、3月〜5月に突然30度近くになるような日には注意が必要となります。
【ミスキャサリンの耐寒性】
イングリッシュラベンダーのため、耐寒性は高いほうとなります。
入手して最初の年はあまり無理しないほうが良いですが、寒さに慣れれば放置していても−15度以上の寒さに耐えられます。
なお、降雪そのものには耐えられますが、屋根の上などから雪の塊が落ちてくると枝が折れることがありますので注意してください。
ラベンダーは枝が折れやすいので特に注意が必要です。
寒さには強いため、冬越しに関してはまず問題ありません。
それよりも春先の突発的な気温上昇と、真夏の酷暑に注意が必要です。
夏の対処に関しては関連ページがありますのでご参照ください。
《 関連記事 》 夏の対策
【ミスキャサリンの育て方】
ミスキャサリンはどちらかというと寒冷地向きのハーブですので、涼しい地方ではほぼ放置でも育ちます。
暖かい地方では逆に夏に弱ってしまうため、暑さ対策が必要となります。
暑さ意外に対しては頑丈なため、日常の世話はあまりありません。
唯一必要になるのが剪定です。
花が盛りを過ぎたら、株の体力の消耗を防ぐため、早目に花穂を根元から剪定して取り除きます。
剪定した場所のすぐ下から左右に新芽が出てきます。
夏の間に新芽が伸びて株が茂りますが、樹形が乱れてきます。
株元に新芽が出ている場合は、思い切って木質化した部分まで強剪定して大丈夫です。
強剪定の時期は晩冬から初春で、木質化した株の低い位置に新芽が出ている枝を見つけたら、芽を残して剪定します。
脇芽がない枝を切ってしまうとその枝は枯れてしまうので注意が必要です。
【参照】ミスキャサリンが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
ラベンダーはたくさんの品種が存在しますが意外とタネの種類は多くありません。
そのため、ミスキャサリンが欲しい場合は苗を購入することで確実に入手できます。
【ハーブの専門店で購入する】
ラベンダーは品種も多く、花が咲いていない時期はほとんどの姿が似ているため、専門店でないと品種が判別しがたいです。
ミスキャサリンはピンクの花になりますが、イングリッシュラベンダーにはピンク花の品種もいくつかあるため、
ミスキャサリンと特定して買いたい場合は専門店のほうが良いでしょう。
ラベンダー【ミスキャサリン】苗
イングリッシュ系ラベンダー 一覧
ラベンダー ピンク系品種一覧
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
ミスキャサリンはピンクのラベンダーの中では比較的メジャーなため、稀に園芸コーナー等でも見かけます。
ただ、ピンクラベンダーとしか書いていない場合もあり、ピンク花のラベンダーも品種は他にもあることから、選ぶ際は注意が必要です。
【ミスキャサリンの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでミスキャサリンを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
ひとまずは商品名のタグを見て、ピンク系であることを確かめるのが第一歩です。
学名が書いてある場合は、アングスティフォリア系の品種となります。
それでも何か手掛かりが欲しいという時は以下のような部分を観察してみてください。
【特徴1】葉の形で見分ける
ごくありふれたラベンダーの葉ですが、矮性ではないので、ピンク系のラベンダーの中では葉が大きい方となります。
色はシルバーグレーで、新芽は明るく青みを帯びた淡い緑になります。
【特徴2】樹形で見分ける
コンパクトな品種の多いイングリッシュ系の中では大きいほうになります。
また、冬でもないのに小さい葉がぎっしりと密集するのは矮性品種のため、ミスキャサリンではありません。
【特徴3】香りで見分ける
葉の香りはいわゆるイングリッシュ系ラベンダーの香りです。
花の香りは他のイングリッシュ系ラベンダーよりも甘みの強い香りです。
全体的に、防虫剤のような香りがする場合はラバンディン系ラベンダーになりますので除外します。
【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、ミスキャサリンの花はピンク系になります。
つぼみの状態では白に近く、咲いて日数経過とともにピンクが濃くなってきます。
ピンク系の中では大型のため、花穂もイングリッシュ系ラベンダーの中では大きめとなります。
ミスキャサリンはピンクのラベンダーの中では基本の種類となり、ピンク系の中ではボリュームも出ることからお勧めの品種です。
他のピンク系のラベンダーとしてはロゼア(ナナ・ロゼア)、ロドンピンク、ピンクパヒューム、ヒッドコートピンク、
ココナッツアイス等がありますが、これらのほとんどが矮性品種となります。
【ミスキャサリンと合う花は?】
ミスキャサリンと合う花としては、同じイングリッシュ系ラベンダーであれば紫の濃い色と合わせるとお互いに引き立ちます。
ダッチラベンダー(ベラ)、ブルーマウンテンなどが良いでしょう。
また、大型になるラバンディン系ラベンダーと合わせるのもおすすめで、花の時期も2週間ほどずれるので長く楽しめます。
定番のグロッソやインプレスパープル、スーパーやシールが良いでしょう。
ストエカス系ラベンダーとは耐暑性・耐寒性に大きな差があるため、寒冷地では混色は不向きです。
混植を楽しむならヒソップやローズマリー、足元を飾るには立性タイムも良いです。