背が高く伸び、白に近い色の花を次々と咲かせます。
ボリュームもあるので大きく育つと見事です。
マーシュマロウの基本情報

マーシュマロウ Althaea officinalis(アオイ科)
多年草(宿根草)
【耐寒性】-10〜-20度(※防寒なし)
【サイズ】最大200p
※幅も1mを越えることあり
【主な用途】
観賞
【花色】
白
マーシュマロウとは?
【マーシュマロウとは?】
・良く茂る
・花の色は白に近いごく淡いピンク
・葉は細かい毛が生えている
・かなり湿った土でも大丈夫
マーシュマロウは背が高くなり、白っぽい花を次々と咲かせる大型のハーブです。
名前は沼地のマロウ(タチアオイ)という意味で、かなりの湿気でも大丈夫です。
マシュマロの語源となった植物で、昔は根の粘液を煮詰めて甘くしたペーストが民間で利用されていました。
葉もたくさん茂り、株が育つとかなりのボリュームとなります。
土は選ばず、かなりの湿った土や粘土質寄りの場所でも育つため、土壌改良の難しい庭でも育つ希少なハーブです。
マーシュマロウについて詳しく!
【Chapter:1】マーシュマロウってどんな植物?
・マーシュマロウの花
・マーシュマロウの形
・マーシュマロウの香り
・マーシュマロウの葉
【Chapter:2】マーシュマロウの性質は?
・マーシュマロウの生育環境
・マーシュマロウの耐寒性
・マーシュマロウの育て方
【Chapter:1】マーシュマロウってどんな植物?
【マーシュマロウの特徴】
マーシュマロウはタチアオイの仲間で、背が高く伸びます。
白っぽい花を次々と咲かせますが、切り戻すと脇枝が伸びて更に花を咲かせます。
沼地のマロウの名前の通り、かなり湿気のある土壌でも大丈夫で、旺盛に茂ります。
【マーシュマロウの花】
マーシュマロウの花
タチアオイの花としてはオーソドックス。
花弁はほぼ白で、めしべなど中心部が紫寄りの色。
マーシュマロウは高く伸びるメインの茎(幹)に先端に向かって次々と花を付けます。
花は白ですが、純白ではなく、かすかにピンク寄りの白となります。
中心の茎を切り戻すと脇枝が伸び、そちらにもたくさんの花を付けます。
花はエディブルフラワーにしても良いでしょう。
【マーシュマロウの形】
タチアオイの仲間なので、まっすぐ背が高く伸びます。
脇枝もかなり伸びるため、他のマロウよりも横幅が出ます。
冬は地上部が枯れ、春に株元から新芽が伸びてきます。
【マーシュマロウの香り】
これといった香りはありません。
【マーシュマロウの葉】
葉はフチに小さな切れ込みがあり、ギザギザしています。
葉は大きくなり、全体を細かい毛が覆っています。
食用にできますが、細かい毛のためにごわごわもそもそで舌触りはよくありません。
若い葉を茹でて味噌汁の具にしてもボソボソです。
【Chapter:2】マーシュマロウの性質は?
・土は選ばない
・湿った粘土でも大丈夫
・寒冷地でも無対策で冬越しできる
・大繁殖する
【マーシュマロウの生育環境は?】
マーシュマロウはほかの主要なハーブと同様に日あたりを好みます。
土に関してはハーブの中では珍しく土壌を選ばず、湿った土でも粘土質でも平気です。
また非常に頑丈で、極端な寒さに当たっても翌春には生えてきます。
【マーシュマロウの耐寒性】
マーシュマロウの芽
枯れた株元から大量に萌え出してくる。
冬に地上部は枯れるので剪定する。
マーシュマロウは冬には地上部が枯れて休眠します。
地植えであれば−15度以上の寒さでも放置で冬を越すことが可能です。
根の状態で冬を越しますが、芽の動きは早く、2月には株元から山菜の芽のような新芽がいくつも立ち上がってきます。
【マーシュマロウの育て方】
マーシュマロウは全体的に頑丈で手がかからない植物で、暑さにも寒さにも強いハーブです。
基本的には放置気味で良いですが、とにかく繁殖して巨大化するため、適当に刈り込んだ方が良いです。
ゴボウ根のため、植え替えや移植は嫌うので注意が必要です。
根が深くなるため、ポット苗を購入した場合は深く耕した場所にポットの土を崩さないようにそのまま植え付けます。
マーシュマロウは虫の害は受けにくいですが、ハマキムシだけは大量につきます。
筒状に丸まった葉があれば中にハマキムシがいますので摘み取って潰してしまいましょう。
マーシュマロウはこぼれ種で増えるため、花が枯れた後そのまま放置していると翌年大量に増えてきますので注意が必要です。
一度生えてしまうと根が深いため、小さな芽でも引き抜くのに力がいります。
1株植えただけでも翌春には株元が数多く分かれていますので、増やしたい場合は株分けのほうが良いでしょう。
【参照】マーシュマロウが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
マーシュマロウは苗を購入して育てるのが一般的です。
ハーブのうち、マロウとして出回っているものは主にコモンマロウ、マーシュマロウ、ムスクマロウの3種となります。
【ハーブの専門店で購入する】
マーシュマロウはハーブの専門店で購入したほうが良いです。
一般の園芸店や園芸コーナーでも見かけるようになりましたがまだ少なめです。
【参考】 ハーブ 苗 【マロウ マシュマロウ】 3号ポット
【参考】 マーシュマロウ 【種/苗】一覧
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
マーシュマロウは一般の園芸店や園芸コーナーでも見かけるようになりましたがまだ少なめです。
マロウの多くはコモンマロウ(ブルーマロウ)で、次に多いのがムスクマロウです。
この2つと間違えないようにしましょう。
【マーシュマロウの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでマーシュマロウを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
主に葉の形で見分けることになります。
【特徴1】葉の形で見分ける
マーシュマロウの葉は大きめで、ざっくり見るとくびれた三角形でふちがギザギザした感じです。
葉は表面に細かな毛が生えていて、ビロードのような手触りですがごわごわしています。
コモンマロウは丸に近い形で、
ムスクマロウは若葉はコモンマロウと同じで成長した葉はコスモスのような細かく分かれた形なので見分けがつきます。
【特徴2】形で見分ける
マーシュマロウは若いうちは素直に上へ伸びていきます。
コモンマロウは若いうちは寸詰まりの雰囲気で、ムスクマロウはやや横広がりの雰囲気を持ちます。
【特徴3】香りで見分ける
マーシュマロウはこれといった香りがありません。
ムスクマロウはやや香りがあります。
【特徴4】花で見分ける
マーシュマロウの花は白に近く、大きさもマロウの中では小さめです。
コモンマロウの花は赤紫で斑で大きく、ムスクマロウは桜のようなくびれとコスモスのような線があります。
【参照】マーシュマロウって食べられるの?
【マーシュマロウは食べられる!】
マーシュマロウは基本的には食用のハーブです。
大昔はマシュマロの語源にもなった通り、甘いペーストを作って風邪をひいた時などに食べられていたようです。
現在では薬用ペーストにされることはほぼありませんが、若い芽を茹でて食用にできます。
食べごろは春先の新芽が株元から出てきたところで、山菜のような姿をしている若芽を根元から刈り取ります。
茎が赤いうちが良く、緑になり始めると固くなってしまいます。
葉はボソボソで舌触りが悪く、喉にも引っかかるため取り除きます。
若芽の茎の部分だけを茹で、おひたしやみそ汁の具などにします。
独特のぬめりがありますが味や香りに癖はなく、意外と食べやすい食材です。