ほとんどのローズマリーが大型のため、コンパクトに収まるブルーボーイは貴重。
鉢植えや寄せ植えにも合わせやすいので、ハーブ花壇などに扱いやすい品種です。
ローズマリー・ブルーボーイの基本情報

ローズマリー Rosemary Blueboy(シソ科)
多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】-6〜-10度(※防寒時)
【サイズ】最大30p
※地植えの場合は60cm
【樹形】半立性
【主な用途】
料理・観賞・消臭・防虫
【花色】
透明感のある薄青紫
ブルーボーイとは?
【ブルーボーイの特徴】
・矮性小型品種の代表
・花付きが良い
・料理向きの香り
・葉はとても小さい
ブルーボーイはローズマリーの中でも特に小型で人気の種類です。
ハーブの寄せ植えや花壇ではほとんどのローズマリーが大型化しがちですが、ブルーボーイはコンパクトに収まります。
性質は半匍匐性とされることが多いですが、実際にはやや枝のうねる立性といった形です。
花の色は中間の濃さですが、透明感があり美しい色となります。
【参考】 ハーブの苗/ローズマリー(矮性):ブルーボーイ 9cmポット
ブルーボーイについて詳しく!
【Chapter:1】ブルーボーイってどんな植物?
・ブルーボーイの特徴
・ブルーボーイの花
・ブルーボーイの樹形
・ブルーボーイの香り
・ブルーボーイの葉
【Chapter:2】ブルーボーイの性質は?
・ブルーボーイの生育環境
・ブルーボーイの耐寒性
・ブルーボーイの育て方
【Chapter:1】ブルーボーイってどんな植物?
【ブルーボーイの花】
ブルーボーイはローズマリーとしては中くらいの濃さで薄紫色の花を咲かせます。
株が若いうちは花数も少ないですが、しばらく経つと四季咲きとなります。
ブルーボーイは株全体が小型で葉も小さいですが、花だけは通常サイズあるため、葉の小ささも相まって花が大きく感じられます。
【ブルーボーイの樹形】
ブルーボーイは半匍匐性とされることが多いですが、実際には立性で枝が細かく曲がるような姿になります。
あまり広がるようなことはありません。
ローズマリーとしてはかなりの小型種類のため、鉢植えや寄せ植えにも適しています。
成長も遅いため、小型におさえたい場合は肥料や水を控えめに育てるとなかなか大きくなりにくくなります。
【ブルーボーイの香り】
葉の香りはやや弱めですが、ごく一般的な料理向けのスパイシーなグリーン系の香りとなります。
成長が遅いため枝を切り取る収穫には向かないものの、細かい葉が密集して蒸れやすいため、
料理に使う場合は葉だけを透かすようにして収穫すると良いでしょう。
【ブルーボーイの葉】
葉の大きさの比較
左が在来種、右がブルーボーイ
ブルーボーイの葉はローズマリーの中でも群を抜いて小さく、反り返りも少なめでまっすぐな印象の葉です。
ぎっしり密集するのも特徴ですが、その分蒸れるのかポロポロ零れ落ちやすいです。
強い寒気に当たると赤みを帯びることがあります。
【Chapter:2】ブルーボーイの性質は?
・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・ただし水切れにはやや弱め
【ブルーボーイの生育環境は?】
ブルーボーイはほかのローズマリーとと比べると葉が多いためか、水分の消耗量が多く水切れしやすい印象です。
水切れさせると葉が落ちやすくなるため、適度な水やりが必要となります。
ただし常時湿り気のある土は好みませんので、土自体は排水性の良い土にします。
【ブルーボーイの耐寒性】
耐寒性はローズマリーの中でも低いほうとなります。
とはいえ、雪に埋もれるくらいは大丈夫ですので極端な寒冷地でなければ日当たりさえ確保しておけば大丈夫でしょう。
入手直後や葉が若い場合・新芽の枝先などは霜で焼ける可能性があるので薄いシートなどをかぶせるか軒下で育てます。
強い寒さに当たると葉が赤みを帯びることがありますが春になると戻ります。
なお、耐暑性については、やはりローズマリーなので暑さには強いです。
ただし連日の40度では枯れる危険性が高まり、ローズマリーの中では弱めとなります。
【ブルーボーイの育て方】
ブルーボーイはローズマリーとしてはかなり成長が遅いため、基本的には放置気味で良いです。
コンパクトな品種のため植木鉢や寄せ植えで育てることが多くなり、根詰まりしやすいので注意しましょう。
水が足りているのに葉がポロポロ落ちる場合は根詰まりを疑いますので植え替えます。
他の品種のローズマリーに慣れている場合、同じ管理をしていると枯らしてしまう可能性が高いので注意が必要です。
まずブルーボーイは他の品種よりも水分の消費量が多く、水切れが早くなります。
ローズマリーの中では水切れに弱い品種となりますので、気温が上がり始めて一気に乾燥する季節は注意が必要です。
水切れしやすい理由としては、小さい葉の数が多く密集するようにはえるため、葉の総合的な表面積が多いことが挙げられます。
また、葉が密集していると蒸れやすいのか、葉がポロポロと落ちやすくなってきます。
そのため、苗を入手して落ち着いてきた頃合いになったら葉を透かすと良いでしょう。
また、ブルーボーイは時間が経つと四季咲きとなります。
花ガラ付近はアブラムシの温床にもなりますし、種を付けると体力が奪われてしまいます。
咲かせすぎるとアクシデントの元になりますので花が盛りを過ぎたら順次摘み取ります。
【参照】ブルーボーイが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
【ハーブの専門店で購入する】
ブルーボーイはローズマリーの中でも人気の品種ですが、一般的と言えるほどまでは広まっていないため、
園芸店やホームセンターで見かけることは少ないです。
何店も探し回るよりはハーブの専門店で購入する方が早いでしょう。
ハーブの苗/ローズマリー(矮性):ブルーボーイ 9cmポット
ローズマリー一覧(1)
ローズマリー一覧(2)
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
あまり流通は多くないですが、ブルーボーイは人気品種のため、ごくまれに園芸店やホームセンターの園芸コーナーに出ることがあります。
ローズマリーはほとんどが大型種のため、ある程度育っているもの同士の比較であればブルーボーイはその小ささからすぐ見分けがつきます。
ただし苗の状態ではどれも小さいため、ブルーボーイを特定させたい場合は念のため注意します。
【ブルーボーイの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでブルーボーイを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
ブルーボーイはとにかく葉が小さいことが特徴です。
新芽だけでなく育ち切った古い葉も小さいです。
また、葉がぎっしり密集することも特徴です。
ただ、若く小さな苗ではどの品種も葉が小さいので、以下の手がかりを参考にしてください。
【特徴1】葉の形で見分ける
ブルーボーイの葉はほかのローズマリーよりもかなり小さいです。
反り返りも少なめです。
葉の数は多く、かなりぎっしり密集します。
【特徴2】樹形で見分ける
半匍匐性とされることが多いですが、実際には上を向くことが多いです。
ただし多少うねり気味になります。
成長しても全体がコンパクトなのが一番の特徴ですので、小さい苗でも木質化部分が古そう、
年数が経っていそうな場合はブルーボーイかもしれません。
【特徴3】香りで見分ける
葉を痛めない程度にそっと触れて香りをかいでください。
ブルーボーイの香りはローズマリーとしてはオーソドックスな、スパイシーなグリーン系の香りとなります。
【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、ブルーボーイの花は株全体にパラパラと咲きます。
四季咲きのため、他のローズマリーが咲いていない状態でも咲いていることがあります。
また、葉が小さくても花は通常サイズのため、株に対して花が大きく感じることが多いです。
色はごくノーマルな色です。
ブルーボーイと相性の良いハーブ
ブルーボーイはローズマリーの中でもかなりの小型となるため、ローズマリーの中では鉢植えや寄せ植え、花壇に適しています。
そのため、他の大型のローズマリーや大型ラベンダーの足元隠しなどにも良いでしょう。
やや水切れには弱いものの、性質自体は通気性の良い土を好むため、タイムやラベンダー、ヒソップなどと相性が良いです。
はっきりとしたピンク花のフレンチタイムがおすすめです。
また、レモンタイム系はブルーボーイと同じく、
通気性の良い土を好みながら水切れに弱いため、似たもの同士で管理しやすいでしょう。