寒冷地の庭をハーブガーデンに・・・まんねんろうの咲く庭で

menu

HOME > ハーブ図鑑  > ローズマリー  > ベネンデンブルー
ベネンデンブルーはすっきりとした細身の葉と花を持つ、耐寒性の強い品種です。
オーソドックスなローズマリーですが、圧倒的な花数を誇り、品の良い美しさがあります。
幾つかの品種がベネンデンブルーとして流通しており、それぞれ特徴が異なります。

ローズマリー・ベネンデンブルーの基本情報

ローズマリー・ベネンデンブルーとは

ローズマリー Rosemary Benenden Blue (シソ科)

多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】-8〜-15度(※防寒時)
【サイズ】最大130p
※鉢植えは鉢の大きさに比例
【樹形】立性

【主な用途】 観賞・消臭・防虫
【花色】 淡い薄紫

ローズマリーの育て方はこちら

ベネンデンブルーとは?

【ベネンデンブルーの特徴】

POINT  ベネンデンブルーの特徴

・ローズマリーの代表的な品種
・耐寒性が高い
・すべてが細身
・株全体に満開に咲く
・現行品種の花色は淡い
・いくつか品種が混ざっている


ベネンデンブルーはローズマリーらしいローズマリーの一つで、華奢で上品な印象を受けるローズマリーです。
見た目に反して頑丈で耐寒性が強い種類として知られます。
樹形は立性で、葉はかなりの細身、花も細身となります。
比較的まとまった株立ちになり、生け垣などにも適した品種とされます。


ローズマリーの中でもトップクラスの花つきの良さを誇り、株全体に満開に咲く様子は圧巻です。
その分、花後のお手入れは忘れないようにしましょう。
ベネンデンブルーやミスジェサップといった多花性のローズマリーをうまく育てられるかは花後のお手入れにあります。


※このページでは現行品種についての解説となります。
以前にベネンデンブルーとされた品種はページ下部で現在の品種名と見分け方をご説明します。


【参考】ローズマリー 【ベネンデンブルー】一覧
※リンクは楽天のベネンデンブルーの一覧へ飛びますが、現行品種のほか、コリンウッドイングラム(ウッドパープル)、 コルシカン、パインが混在している可能性があります。


ベネンデンブルーについて詳しく!



【Chapter:1】ベネンデンブルーってどんな植物?

【ベネンデンブルーの特徴】

ベネンデンブルーは全体に細身の特徴を持つローズマリーです。
素直な立性でまとまりが良く、株全体に花をつける多花性の品種です。
オーソドックスなローズマリーで、上品で華奢な印象を受けるのが特徴です。
花は淡い薄紫で、形も細いのが特徴です。
葉もかなり細く、細葉の代表格であるミスジェサップよりも細くなります。
ベネンデンブルーはローズマリーにしては耐寒性が強いことでも知られます。


※このページでは現行品種についての解説となります。
以前にベネンデンブルーとされた品種はページ下部で現在の品種名と見分け方をご説明します。


【ベネンデンブルーの花】

ベネンデンブルーの花はローズマリーとしてはオーソドックスな薄紫で、やや淡い色合いとなります。
多花性の品種で、数多くの花を株全体に咲かせます。
ローズマリーにしては珍しく、満開の花を楽しめる品種です。
他の細葉の品種と違い、花も幅が細いのが特徴です。


【ベネンデンブルーの樹形】

ベネンデンブルーは素直な立性で、比較的まとまった樹形になります。
そこそこ茂り、成長しますが、マリンブルーなどと比べると枝が暴れにくく、おとなしい成長です。


【ベネンデンブルーの香り】

葉の香りはやや強めですが、一般的な料理用ローズマリーよりもやや青みのある香りです。
松葉の香りと形容されることがありますが、ローズマリー・パインと比べると、それほど癖のある香りではありません。


【ベネンデンブルーの葉】

ベネンデンブルーの葉はかなりの細身です
細葉のなかでもミスジェサップよりかなり細く、シシングハーストよりもわずかに細め、パインよりはわずかに太めといったところです。

【Chapter:2】ベネンデンブルーの性質は?


POINT  ベネンデンブルーの性質

・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・耐寒性は強い


【ベネンデンブルーの生育環境は?】

ベネンデンブルーはほかのローズマリーと同様に日あたりを好み、通気性が良くて濡れてもすぐ乾く土を好みます。
全体が細身のため、うっかり徒長させるとひょろひょろとした印象が強くなりがちなので十分日に当ててガッシリ育てたほうが良いです。
ローズマリーの中では耐寒性が強い品種として知られます。


【ベネンデンブルーの耐寒性】

耐寒性はローズマリーの中ではかなり強いとされています。
北関東も平野部であれば屋外でもまず問題は起きにくいでしょう。
−5度〜−10度弱くらいであれば葉焼けなどもありません。
ただし新芽に関しては霜に当たると黒く焼ける可能性はありますので、苗が若いうちは薄い不織布やシートなどで守ると良いでしょう。


耐暑性に関しても、やはりローズマリーなので夏には強いです。
ただし注意点として、元々葉が細いため、水切れの兆候である葉が痩せる現象を見落としやすくなります。
水切れさえ起こさなければ夏に枯れる心配は少ないです。
同じ細葉で耐寒性の強いシシングハーストより暑さに強いです。


【ベネンデンブルーの育て方】

ローズマリーはどれも生育期には勢い良く育つものが多いですが、ベネンデンブルーは若いうちは比較大人しい育ち方です。
元々日光を好む植物ですが、若い枝が伸びる際は強い日差しに当てないと枝が徒長しやすく、柔らかい茎になってしまいます。
メインとなる太い幹や枝が今後増える枝を支えられるよう、日に当てて太くガッシリ木質化させて育てましょう。


摘心すると脇枝が出ますが、先端付近から脇枝が出るとそれより下の枝が重さを支えきれず、枝が下がって曲がってしまいます。
枝も細身のため、木質化して固まる以前に重みをかけると枝がひょろひょろと曲がってしまいます。
脇芽の発生を促す場合は木質化し始めた若い薄茶色の部分を狙うと良いでしょう。


注意点としては、あまりにも花が多いため、花後の手入れを怠ると株が体力を使い果たして弱ってしまいます。
弱った状態で夏へ突入すると暑さでやられてしまうため、初夏までには手入れをして回復させておきます。


お手入れ方法ですが、苗が小さいうちは花が盛りを過ぎたら花穂を根元から摘み取ります。
花ガラを残しておくとアブラムシの温床となり、さらに種をつけることで余計に消耗しますので、早目に摘み取ります。
苗が成長して枝の長さに余裕がある場合は、花ガラを枝ごと剪定してしまっても良いでしょう。


耐寒性に関してはローズマリーの中でも強いため、北関東の平野部ではあまり冬越しの心配はなく、多少の雪には耐えられます。

→ 参考:ローズマリーの育て方

【参照】ベネンデンブルーが欲しいときは? 見分け方は?

【入手方法】

ベネンデンブルーはローズマリーの中ではメジャーな品種ですが、種の販売はほとんど見かけません。
そのため、ベネンデンブルーが欲しい場合は苗を購入することで確実に入手できます。

【参考】ローズマリー 【ベネンデンブルー】一覧


【ハーブの専門店で購入する】
ローズマリーは品種も多く、ほとんどの姿が似ているため、専門店でないと品種が判別しがたいようです。
特にベネンデンブルーは現行品種と過去にベネンデンブルーとされていた品種が混同されていることが多く、 専門店でも混在したまま販売しているところもあります。
そのため、本物のベネンデンブルーが欲しい場合はしっかりとしたハーブの専門店のほうが良いでしょう。

ローズマリー 【ベネンデンブルー】一覧
※リンクはベネンデンブルーの一覧へ飛びますが、現行品種・ウッドパープル・コルシカン・パインが混在している可能性があります。


【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
ベネンデンブルーは日本でもメジャーな品種であるため、近隣でも売られている場合が多いです。
ただし、上でも書きましたが品種の混同が激しいため、 良く確かめて買う必要があります。
枝の伸び具合と葉のつき方で判断しましょう。


【ベネンデンブルーの見分け方】

ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでベネンデンブルーを探す場合、 その特徴で探し当ててみましょう。
枝の伸び具合と葉の細さに特徴があります。

なお、現行品種のベネンデンブルーと過去にベネンデンブルーとされた品種との違いはページ下部でご説明します。


【特徴1】葉の形で見分ける
ベネンデンブルーの葉はほかのローズマリーよりもかなり細いです。
細葉の代表格であるミスジェサップよりもかなり細くなります。
シシングハーストとほぼ同じか僅かに細いくらいですが、パインよりはわずかに太くなります。
細さでは太い順にミスジェサップ>シシングハースト≧ベネンデンブルー>パインとなります。


【特徴2】樹形で見分ける
立性の代表品種のため、ベネンデンブルーの幹や枝は素直に上へ伸びたがります。
ただし枝が細いため、若い枝が枝先に増えすぎると重みで枝がくねりやすくなります。
それでも枝先だけはしっかり上を向きます。
枝先が横や斜めに向かっていく場合は半匍匐性か匍匐性の別品種と考えて良いでしょう。


【特徴3】香りで見分ける
葉を痛めない程度にそっと触れて香りをかいでください。
ベネンデンブルーの葉はローズマリーらしい香りからはややグリーンぽい青臭さがあります。
マリンブルーなどの料理用品種と比べるとわずかに違います。
松葉の香りと例えられることが多いですが、ローズマリー・パインよりは香りのクセは弱いです。


【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、現行品種は淡い薄紫になります。
花数は多いですが、花も細いのが大きな特徴です。
濃いブルー系でベネンデンブルーと書いてある場合はコリンウッドイングラムかコルシカンの可能性が高いです。


【参照】ベネンデンブルーは複数の種類があるって本当? 見分け方は?

【複数の種類があるのは本当!】

ベネンデンブルーは過去に該当の品種が変更されており、現行品種の前はコリンウッドイングラムがベネンデンブルーとされていたようです。
さらにコリンウッドイングラムはコルシカンと交代したため、 現在においては現在のコルシカン・コリンウッドイングラム・ベネンデンブルーの3種類がベネンデンブルーとして販売が混在する状況です。
また、パイン(パインセンテッド)は外見がベネンデンブルーによく似ており、 こちらもベネンデンブルーとして販売されていることが多い品種となります。


【複数のベネンデンブルーの見分け方】

【現行品種:ベネンデンブルー】

・素直な立性  ・葉も花も細い  ・葉は長め
・多花性で花数が圧倒的に多い   ・花の色は淡い薄紫
・耐寒性は強い



【先代:コリンウッドイングラム(ウッドパープル)】

・枝の暴れる立性〜半匍匐性
・葉はやや細身で渋めのダークグリーン
・花は大きい  ・花の色は濃くはっきりとした青紫
・耐寒性はそこそこ


【関連記事】:ローズマリー・ウッドパープルの詳細


【先代:コルシカン】

・半匍匐性   ・葉は艶のあるダークグリーン
葉はやや短め  ・花の色は濃くはっきりとした青紫
・耐寒性は並み  ・寒くなると赤い葉が混じる



【混同:パイン(パインセンテッド)】

・立性  ・葉は最も細く長めで糸のよう
・花の色は中間よりは濃い目でやや紫寄りの青紫
・寒くなると全体の葉が黒紫色になる
・耐寒性はやや弱め



【補足:ベネンデンブルーの選び方】
上記の通り、ベネンデンブルーはいくつかの種類が混在していますので、ベネンデンブルーという品種の名前で選ぶのではなく、 欲しい花色や樹形で選んだほうが良いでしょう。

立性で淡い色で多花性が良ければ現行品種、半匍匐性で濃いブルー系の花が良ければコリンウッドイングラム(ウッドパープル)かコルシカン、 立性で中間よりやや濃い目で紫寄りの花が良ければパインとなります。

育てやすいのは現行品種とコリンウッドイングラムとなり、パインはやや気難しい面があります。
コリンウッドイングラムについては詳細ページがありますのでご覧ください。
【関連記事】:ローズマリー・ウッドパープルの詳細



 【広告】ベネンデンブルーの販売サイト

ローズマリー 【ベネンデンブルー】一覧
※リンクは楽天のベネンデンブルーの一覧へ飛びますが、現行品種・ウッドパープル・コルシカン・パインが混在している可能性があります。