立性で、タイムの中では背が高い方となり、見栄えもしますが華奢で清楚な印象です。
オレンジ系の香りのタイムの中では最も人気の品種です。
オレンジバルサムタイムの基本情報

オレンジバルサムタイム Thyme 'fragrantissimus'(シソ科)
多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】-6〜-15度(※防寒時)
【サイズ】最大40p
【樹形】立性
【主な用途】
ハーブティー
【花色】
極淡いピンク〜ライラック
オレンジバルサムタイムとは?
【オレンジバルサムタイムの特徴】
・オレンジのような香り
・ハーブティー向きの香り
・タイムとしては背の高い立性
オレンジバルサムタイムは、果物のようなフルーティーですっきりとした甘い香りが特徴のタイムです。
オレンジの香りのタイムは3種類ありますが、その中では最も人気のある種類です。
性質は立性で、タイムの中では1・2を争う高さ(30〜40cm前後)まで伸びます。
勢いよく伸びますが、その分、日光がない場合に徒長しやすいので日あたりは十分な場所で育てます。
【参考】:オレンジバルサムタイム ハーブ苗
【注意】
このページでは、オレンジバルサムタイムをオレンジタイムとは別品種と仮定して話を進めます。
オレンジタイムについては別ページにて紹介します。
オレンジバルサムを徒長させるとオレンジタイムそっくりになります。
【関連記事】:オレンジタイムの詳細
オレンジバルサムタイムについて詳しく!
【Chapter:1】オレンジバルサムタイムってどんな植物?
・オレンジバルサムタイムの特徴
・オレンジバルサムタイムの花
・オレンジバルサムタイムの樹形
・オレンジバルサムタイムの香り
・オレンジバルサムタイムの葉
【Chapter:2】オレンジバルサムタイムの性質は?
・オレンジバルサムタイムの生育環境
・オレンジバルサムタイムの耐寒性
・オレンジバルサムタイムの育て方
【参照】
・オレンジバルサムタイムが欲しいときは? ほかの種類との見分け方は?
・オレンジバルサムタイムと相性の良いハーブ
【Chapter:1】オレンジバルサムタイムってどんな植物?
【オレンジバルサムタイムの花】
オレンジバルサムタイムはごく淡いピンク〜白に近いライラックの小花が枝の先端にまとまって咲きます。
花の咲き方・つき方はコモンタイムに近い雰囲気になりますが、オレンジバルサムのほうがやや色が淡くなります。
オレンジタイムとされる品種よりはやや花数は控えめです。
【オレンジバルサムタイムの樹形】
オレンジバルサムタイムは素直な立性で、タイムとしては背が高いほうになります。
勢い良くまっすぐ上に伸びますので剪定や摘心で枝数を増やします。
ただし、勢いよく伸びる分、成長期に日光が不足すると枝が曲がったまま伸びてしまい、オレンジタイムそっくりになります。
【オレンジバルサムタイムの香り】
甘くやわらかなオレンジのような香りです。
タイムらしい爽やかさも微かに感じます。
匂い的にはオレンジタイムとほぼ同じ香りです。
【オレンジバルサムタイムの葉】
オレンジバルサムタイムの葉はコモンタイムのような小さく細い形の葉になります。
コモンタイムよりもさらに細く華奢な印象です。
【Chapter:2】オレンジバルサムタイムの性質は?
・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・虫は付きにくい
【オレンジバルサムタイムの生育環境は?】
オレンジバルサムタイムは通気性・排水性の良い土を好みますが、夏には水切れしやすい印象です。
コモンタイムと異なり、水切れさせると一気に枯れるため、適度な水やりが必要となります。
華奢な外見と同じく、すぐ萎れて弱々しく見えますが、意外と復活する確率は高く、頑丈です。
頑丈さではコモンタイムよりは劣りますがレモンタイムよりははるかに頑丈です。
【オレンジバルサムタイムの耐寒性】
タイム自体が耐寒性の高いハーブなので、オレンジバルサムタイムもそこそこの耐寒性を保持しています。
極端な寒冷地でなければ日当たりさえ確保しておけば大丈夫です。
寒さにうまく慣らせば−12度くらいまでは鉢植えでも防寒対策なしで越冬できます。
冬場は葉の色が赤みを帯びたグレーっぽくなってきます。
春になると戻りますので心配いりません。
【オレンジバルサムタイムの育て方】
オレンジバルサムタイムは鉢植えでも地植えでも大丈夫です。
苗の入手から2〜3年くらい勢いよく成長し、一段落して落ち着きます。
若いうちは枝がどんどん伸びますので、適当に剪定して形を整えます。
剪定すると、切った場所のすぐ下から脇芽が出てくるため、あまり先端の柔らかい場所で切ると先端に枝が増えて重くなり、
それより下の部分が支えきれずに重みで枝が垂れてしまいます。
勢いよく伸びる分、徒長しやすいため十分な日光に当てます。
真夏も遮光は必要ありませんが、日あたりが強いと水切れしやすいので、真夏だけは水やり回数を増やします。
増やしたい場合は若い枝先を挿し芽(水挿しがベスト)で増やします。
【参照】オレンジバルサムタイムが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
【ハーブの専門店で購入する】
オレンジバルサムタイムはハーブの専門店で販売されています。
一方、オレンジタイムが欲しい場合は園芸店やホームセンターの園芸コーナーのほうが見かける確率は高いです。
立性が良ければオレンジバルサム、
半匍匐性がよければ園芸店やホームセンターでオレンジタイムを選ぶと良いでしょう。
【参考】:オレンジバルサムタイム ハーブ苗
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
オレンジという単語の入るタイムは3種類あります。
そのため、購入するときはこの3種類を区別する必要があります。
ひとまず名前をチェックし、その上で品種ごとの違いで確定させると良いでしょう。
【オレンジバルサムタイムの見分け方】
園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでオレンジタイムを探す場合、
その特徴と違いで探し当ててみましょう。
園芸コーナーではオレンジタイムが販売されていることが多いため、まずは名前タグでバルサムと入っているかどうか確認してください。
オレンジバルサムとオレンジタイムの違いを確定するために以下の点を観察してください。
特に樹形がポイントとなります。
【特徴1】葉の形で見分ける
オレンジバルサムタイムの葉は、コモンタイムによく似た形で、より細く小さな葉になります。
レモンタイム系は葉が丸みを帯びますので除外します。
オレンジタイムの葉は、オレンジバルサムタイムよりはごくわずかに大きいです。
また、オレンジスパイスタイムは独特の細長くとがった形なのですぐ区別がつきます。
【特徴2】樹形で見分ける
オレンジバルサムは完全な立性、オレンジタイムは半匍匐性(半立性)、オレンジスパイスは完全な匍匐性になりますので、
この違いは大きなポイントです。
ただし、オレンジバルサムを徒長させるとオレンジタイムそっくりな姿になることがあります。
【特徴3】香りで見分ける
葉を痛めない程度にそっと触れて香りをかいでください。
オレンジバルサムとオレンジタイムはほぼ同じ香りですが、オレンジスパイスタイムは少しピリッとした感じがあります。
【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、オレンジバルサムタイムの花はややライラックがかった淡いピンクです。
花数はオレンジタイムよりは少なめです。
【特徴5】容器とタグで見分ける
今のところオレンジタイムに関しては、ホームセンターと園芸店では1つの出荷元のオレンジタイムしか見たことがありません。
こちらは白く丸くやわらかな植木鉢型の樹脂ポットで、丸みがかった品種名タグ(イラスト入り)で販売されています。
一方、オレンジバルサムタイムは複数の出荷元があるようで、黒のビニールポットに四角い品種名タグなどが主流です。
【参考】
オレンジタイムとオレンジバルサムタイムの違い
・樹形が違う
オレンジタイム:半匍匐性 / オレンジバルサムタイム:立性
オレンジタイムとオレンジスパイスタイムの違い
・樹形が違う
オレンジタイム:半匍匐性 / オレンジスパイスタイム:匍匐性
・葉の形が違う
オレンジタイム:小さい / オレンジスパイスタイム:細長くとがっている
・香りが違う
オレンジタイム:甘い / オレンジスパイスタイム:ピリッとしている
オレンジバルサムタイムと相性の良いハーブ
オレンジバルサムタイムはタイムの中でも樹形をまとめやすく、地植え以外にも鉢植えや寄せ植え、花壇に適しています。
立性でタイムの中では背が高いほうなので、匍匐系のハーブと合わせると面白いでしょう。
やや水切れには弱いものの、性質自体は通気性の良い土を好むため、ローズマリーやラベンダー、ヒソップなどと相性が良いです。
タイムと合わせる場合はコッキネウスやロンギカリウスなどの完全匍匐・下垂系タイムと合わせると枝ぶりに変化が出て楽しめます。