ワイルドストロベリーは寒さに強く、湿った土地や酸性土壌でも大丈夫な育てやすいハーブです。
乾燥にも耐えますが、十分な水気を与えたほうが果実が柔らかく大きくなります。
実がなるまで二年近くかかるため、すぐ収穫したい場合は苗から育てたほうが早いです。
【ワイルドストロベリーの育て方】 ワイルドストロベリーの基本情報

ワイルドストロベリー Fragaria vesca(バラ科)
多年草・草本性
【耐寒性】-20度以上(※防寒なし)
【サイズ】最大30p
【樹形】草
【土壌】中性〜酸性寄り
やや湿り気を好む
【日照】
日向〜半日陰
ワイルドストロベリーはこんなハーブ
・暑さにも寒さにも強い
・種まきがカンタン
・花もかわいい
【ワイルドストロベリーの育て方】 目次
Contents 目次
【ワイルドストロベリーの育て方】
・苗から育てる
・苗の基本の選び方
・種まきで育てる
・成長について
【日常の管理】日常のお手入れのポイント
・水やりのポイント
・肥料のタイミング
・植え替えのタイミング
・害虫について
【基本情報】
【ワイルドストロベリーの育て方】
【苗から育てる】
ワイルドストロベリーの苗を手に入れたら、一回り大きな鉢に植え替えます。
成長するにつれて株元が上へせりあがってきやすいのでやや深めに植え付けます。
もしくは成長に応じて株元に土を足していきます。
土はやや湿り気を好みますが、中性から酸性寄りの土を好みますので小粒の赤玉や鹿沼土を混ぜます。
一般的なハーブ用の土はアルカリ性寄りが多いため、使う場合はブルーベリー用やツツジ用の土を混ぜると良いでしょう。
【苗の基本の選び方】
ワイルドストロベリーは実が収穫できるまで2年かかりますので、収穫を楽しみたい場合は花芽が出ている苗を選びます。
花芽が出ていない場合は株元を見て、複数の株に分かれていればある程度成長していると判断して良いでしょう。
またランナーありとなしの種類がありますので、ランナーの有無も確認したほうが良いでしょう。
ただしランナーありの種類でも若いうちはランナーが出ていないこともあります。
【種まきで育てる】
ワイルドストロベリーは発芽率が良く、たくさん育てたい場合は種まきもおすすめです。
また、多年草ですが寿命は4〜5年ですので、あらかじめ苗の予備として種をまいておいても良いでしょう。
販売されている種は主に原種系(ランナーあり)とアレキサンドリア系(ランナーなし)ですが、 果実から種を採ることも可能です。
種をまいたら土はかぶせなくても大丈夫ですが、乾燥させてしまうと発芽率が落ちるので薄く土をかけても良いでしょう。
ふたばの後にカエデ状の葉が出て、その後にイチゴらしい三つ葉になります。
三つ葉が数枚出れば移植・植え付けをしても大丈夫です。
なお種から育てる場合、実をつけるまでに2年近くかかります。
【成長について】
種まきの場合、ごく小さな三つ葉の時間がやや長くなりますが、成長を始めると一気に大きくなります。
販売されている苗の場合、株元がどんどん複数に増えてきます。
花は春から夏に向けて茂り、同時に花芽も出て実がなります。
果実は真夏の暑い時期はいったん実らなくなりますが、涼しくなると再び実るようになります。
暑さには強いですが、40度近い状態で直射日光にさらすと葉焼けを起こしやすくなります。
このような場合は半日陰に移動させるか、薄く明るいシートで遮光します。
冬場は葉が赤くなりますが、涼しい地方では地上部がなくなって休眠します。
凍らせても大丈夫なほど寒さには強いので、冬越しに関してはまず心配ありません。
果実の収穫ですが、初めて実った果実は味が薄いです。
シーズンが進むにつれて味が濃くなってきます。
入手した苗の果実の味が悪くてもあきらめず、しばらく様子を見ましょう。
ゴールデンアレキサンドリアは最初のワンシーズンは味が薄いので、翌年の確定で良いでしょう。
【日常の管理】日常のお手入れのポイント
【水やりのポイント】
ワイルドストロベリーはやや湿り気を好みますが、水分が長時間留まると簡単に根腐れを起こしますので、
土が常時湿っているような状態は避けます。
真夏以外は一日おきくらいで十分でしょう。
ただし、花が咲いて果実が実るまでの間に水切れを起こすと果実が成長しなくなるので、花が咲いている間は水切れしないようにします。
土がカラカラに乾いて葉がしおれたら水切れです。
冬場は寒冷地では葉がなくなりますが、生きているのでたまには水を与えます。
ワイルドストロベリーは土ごと凍っても大丈夫ですので、水やりのタイミングはいつでも大丈夫です。
【肥料のタイミング】
あまり肥料がなくてもそこそこ育ちますが、株が充実し、実がなるようなら少量の肥料を与えます。
春先の成長の初めで与えると葉ばかりになって実がなりにくくなるので、花茎が複数出始めてからで良いでしょう。
【植え替えのタイミング】
株が充実すると株元がいくつにも分かれて大きくなってきます。
一回り大きな鉢に植えかえるか、株分けをします。
真冬の休眠期以外ならいつでも大丈夫ですが、果実が実る時期ですと回復と成長にエネルギーを取られて実が減る可能性があるので、
開花がストップしている時期が良いでしょう。
【害虫について】
ワイルドストロベリーはイモムシ系統の害は少ないですが、空気中の水分が足りないとアブラムシとカイガラムシが発生します。
葉の裏や株元、花芽や果実につきやすくなります。
シャワージョウロで上から水を与えるか、室内の場合は葉の裏を重点的に霧吹きで葉水をかけて防ぎます。
あまりにも大量発生した場合は、株の根元の土が流れないように守りつつ、葉を水洗いしてしまいましょう。
鉢の場合はビニール等で鉢と根元の土をぐるぐる巻きにして押さえ、葉を洗います。
アブラムシは株元の芽や若い葉のひだの中にも潜んでいますので丁寧に洗います。
カイガラムシは葉の裏のほか、株元付近の軸や根元周辺にいます。
【基本情報】
【ワイルドストロベリーについて】
ワイルドストロベリーはバラ科の植物で果実を楽しむタイプの植物です。
イチゴの原種とされていて、香り高く小さな赤い実を付けます。
多年草で寿命は4〜5年です。
より詳しくは、ハーブ図鑑 ≫ ワイルドストロベリー をご覧ください。
【水はけ・用土について】
・多少の湿り気を好む
・中性からやや酸性寄りの土
・ただし粘土は苦手
ワイルドストロベリーは土壌にこだわらなくてもある程度は育ちますが、
やや湿り気で中性から酸性寄りの土のほうがよく育ちます。
地植えの場合、ローズマリーやラベンダーなど乾き気味でアルカリ寄りを好む植物の近くに植えていると徐々に土が中性になりますので、
1シーズン経ったら周囲に赤土や鹿沼土を足すと良いでしょう。
ワイルドストロベリーは湿り気を好みますが、極端に湿った状態が長く続くと簡単に根腐れします。
そのため、粘土質の土地はやや苦手とします。
小粒の鹿沼土や軽石を加えると排水性と通気性を確保できます。
鹿沼土はやや酸性寄りで、ワイルドストロベリーにはおすすめです。
鉢植えの場合は小粒の赤玉土をベースにすると良いでしょう。
市販の培養土で育てる場合、一般の花や野菜の培養土では肥料が多すぎて葉ばかりが茂ることがあります。
一方、ローズマリーやラベンダーなどに向いているハーブの土はアルカリ性寄りで排水性が高く、ワイルドストロベリーにはあまり向いていません。
市販の土を使う場合、ハーブ用の土にブルーベリー用の土やツツジやサツキ用の土を加えると中性から酸性寄りの土にできます。
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【耐寒性について】
・耐寒性はトップクラス
・寒くなると葉が赤みを帯びる
・寒冷地では地上部が枯れてなくなる
・生きてるのでたまには水やりを
ワイルドストロベリーの耐寒性は強く、北関東の山間では鉢植えで放置していても大体そのまま冬越しできます。
ただし寒い地域では地上部が秋の終わりから枯れ始め、地上部がなくなることも多いです。
冬越しの準備ですが、秋の終わりころから地上部が赤みを帯びて徐々に枯れ始めます。
枯れるものなので心配はいりません。
寒冷地の場合、地上部はほぼなくなって休眠します。
一見枯れたように見えますが生きていますので、たまには水やりをしておきます。
土ごと凍っても大丈夫なので、根の凍結による枯死の心配はありません。
春になると芽吹いてきます。
【株分け/増やし方】
ワイルドストロベリーはいくつかの増やし方があります。
・ランナーで増やす
・株分けで増やす
・果実の種で増やす
まずランナーが出る種類の場合はランナーについた新芽を育てることができます。
株分けはランナーのあるなしに関わらず有効です。
特に、親株の果実の味が良い場合は株分けで味を引き継いで増やせるのでおすすめです。
発芽率が良いので、果実についているツブツブの種をまいても増やせます。
ただし、種の場合は親株の果実の味を引き継ぐとは限りません。
裏ワザとして、根腐れした場合でまだ地上部が生きている時は、 腐った根っこ部分をきれいに取り除いて洗い、株分けして根元を水に浸けておくと発根することがあります。
ワイルドストロベリーと相性の良いハーブ
ワイルドストロベリーはハーブの中では珍しく酸性気味で湿った環境を好むため、寄せ植えの際はワイルドストロベリーの別種やベリー類、 同じ土質を好むアルケミラやチャイブなどが良いでしょう。
また寿命となって枯れた後に再度ワイルドストロベリーを植える場合は連作障害があるとされますので、新しい土を加えて植え付けると良いです。
ワイルドストロベリー 苗(一覧) | |||
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ストロベリーワイルド/ハーブの種・西洋野菜【ネコポス対応可能】 |