香りが良いのはもちろんですが花も見ごたえがあり、ピンクのかわいらしい花が満開になります。
鉢植えでも地植えでも楽しめます。
フレンチタイムの基本情報

フレンチタイム Thymus vulgaris cv.(シソ科)
多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】-8〜-18度(※無対策)
【サイズ】最大25p
【樹形】立性
【主な用途】
観賞・料理用
【花色】
明るいピンク
フレンチタイムとは?
【フレンチタイムの特徴】
・明るいピンクの花
・緩やかな立性
・葉の香りが良い
フレンチタイムは特に料理用に適したタイムです。
香りがとてもよく料理向きなのはもちろんですが、立性タイムの中でも花付きの良さはトップレベルです。
料理用としても観賞用としても十分楽しめる種類です。
【参考】 【ハーブ苗】フレンチタイム
フレンチタイムはコモンタイムの中から料理に適した品種として選別された種類となります。
そのため、コモンタイム系の品種といえます。
香りはコモンタイムよりも甘みと華やかさがあります。
花の色もコモンタイムより濃く、花房も大きく丸くなります。
【関連記事】:コモンタイムの詳細
フレンチタイムについて詳しく!
【Chapter:1】フレンチタイムってどんな植物?
・フレンチタイムの特徴
・フレンチタイムの花
・フレンチタイムの樹形
・フレンチタイムの香り
・フレンチタイムの葉
【Chapter:2】フレンチタイムの性質は?
・フレンチタイムの生育環境
・フレンチタイムの耐寒性
・フレンチタイムの育て方
【Chapter:1】フレンチタイムってどんな植物?
【フレンチタイムの特徴】
フレンチタイムは葉の香りのよいタイムで、樹形は立性です。
葉は小さく、コモンタイムよりはやや丸みを帯びます。
枝は上に伸びますがやや横広がりになります。
意外と頑丈で強いクセもなく、育てやすいタイムです。
【フレンチタイムの花】
フレンチタイムの花は明るくはっきりとしたピンク色をしています。
コモンタイムよりやや大きめで色も濃く、枝先の花房も丸くこんもりとした形になります。
花数も多く、観賞用としてもとても魅力的です。
【フレンチタイムの樹形】
フレンチタイムの樹形は立性とされますが、枝は重みにしたがってやや横広がりになります。
枝の伸びは立性タイムの中ではゆっくりな方です。
こんもりとした株姿にしやすいタイムです。
【フレンチタイムの香り】
葉の香りはいわゆる料理系タイムの香りで、少しスパイシーなグリーン系の香りです。
コモンタイムと比べるとやや甘さを感じる香りで、華やかに広がる香りです。
【フレンチタイムの葉】
フレンチタイムの葉は小さいですが、コモンタイムよりは丸みをおびますがレモンタイムよりは小さいです。
寒くなると赤みを帯びやすいです。
【Chapter:2】フレンチタイムの性質は?
・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・暑さにも寒さにも強い
【フレンチタイムの生育環境は?】
頑丈な種類のため、環境にはよく適応します。
そのため、放置でもある程度育って花を咲かせてくれます。
フレンチタイムはほかのタイムと同様に強めの日あたりを好み、通気性が良くて濡れてもすぐ乾く土を好みます。
水切れさせるほどの乾燥は良くありませんが、乾き気味の厳しい環境で育てると花数が増えます。
【フレンチタイムの耐寒性】
耐寒性は立性タイムの中では強めとなります。
入手して最初の年はあまり無理しないほうが良いですが、寒さに慣れれば鉢植えでも強い耐寒性を発揮します。
コモンタイムほどではありませんがレモンタイムよりははるかに強いです。
寒冷地では晩秋以降、葉が赤茶色く数も少なく淋しい姿になりますが、春になると戻りますので心配いりません。
北関東も平野部であればまず心配はありません。
寒さに慣れてくれば−10度前後では問題は起きにくく、−5度くらいで水やりをしても凍死する危険性は減ってきます。
購入直後の柔らかい苗の場合は念のため防寒対策をするか日あたりの良い軒下などへ退避します。
なお寒冷地での育て方や冬越し、耐寒性のあげ方に関しては詳細ページがありますのでご参照ください。
《 関連記事 》 寒冷地での育て方 > 目安となる気温
【フレンチタイムの育て方】
タイムは全体的に頑丈で手がかからない植物なので、通気性の良い土に植えて日向へ置いておけばまず大丈夫です。
鉢植えだと根詰まりしやすくなりますが、根詰まりしてすぐ枯れることはないので多少の時間的余裕はあります。
乾燥気味を好みますが水切れには弱いため、土が中まで乾いてきたら水を与えます。
ただしレモンタイム系よりは水切れに強いので、しおれてもあきらめずに管理を続けていると復活しやすい種類ではあります。
【関連記事】:タイムの育て方 > 日常管理編
【関連記事】:タイムの育て方 > 育成編
唯一必要な作業は剪定(切り戻し)です。
花がたくさん咲く品種なので、花の後に花ガラの処理を兼ねて切り戻します。
夏の間に株の姿が乱れた場合は、秋の成長期に伸び具合の様子を見ながら形を整えます。
冬に剪定しても大丈夫ですが、春先に剪定すると花芽が間に合わないことがありますので観賞用に育てている場合は注意します。
【参照】フレンチタイムが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
タイムの種はほとんどがコモンタイムで、稀にレモンタイムやワイルドタイムとなります。
フレンチタイムの種は珍しいですが、タイムの種の中では入手しやすいほうです。
【参考】【種】フレンチタイム
【ハーブの専門店で購入する】
タイムはとにかく種類が多いです。
フレンチタイムを指定して買いたい場合はハーブ専門店で探したほうが良いでしょう。
料理用品種としてはコモンタイム、フレンチタイム、ピザタイム、イングリッシュワイルドタイム辺りがおすすめです。
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
園芸店などで見かける立性タイムは、ほぼコモンタイムもしくはレモンタイムです。
ハーブを多く取り扱っている場合は置いてあることもありますが、数は少ないです。
【フレンチタイムの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでフレンチタイムを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
タイムはどれもそっくりなのでわかりにくいですが、ひとまず葉の香りが特徴になります。
他にも何か手掛かりが欲しいという時は以下のような部分を観察してみてください。
【特徴1】葉で見分ける
フレンチタイムの葉は小さいですが、コモンタイムよりはほんのわずかに大きく丸みがあります。
しかしほぼ誤差の範囲です。
レモンタイムは明らかに葉の幅が広く葉の色も鮮やかな緑なので除外できます。
【特徴2】樹形で見分ける
立性で、コモンタイムやレモンタイムよりも枝が曲がりにくいため、すっきりとした印象です。
ただし、枝は自然な重みで外側に広がりやすいため、コモンタイムよりは横広がりに見えます。
レモンタイムは意外と枝がうねるため判別がつきます。
【特徴3】香りで見分ける
葉を痛めない程度にそっと触れて香りをかいでください。
フレンチタイムはいわゆるタイムの香りでスパイシーな香りですが、コモンタイムよりも華やかです。
柑橘系の香りがしたらレモンタイム系の品種です。
【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、フレンチタイムの花は素直な明るいピンクです。
コモンタイムよりは色が濃い目で花房も大きく、花の数も多いです。
また、花房はコモンタイムやレモンタイムより丸みを帯びています。
フレンチタイムはタイムの中でも料理用に特化した品種です。
他のおすすめの種類が知りたい場合は一覧ページを用意してありますのでご参照ください。
料理用のタイムが欲しい場合はフレンチタイムのほか、コモンタイム、ピザタイム、 匍匐性ではイングリッシュワイルドタイムやブロードリーフタイムあたりが候補に挙がるかと思います。
【関連記事】:ハーブ図鑑 > タイム