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ハーブの育て方の全般についてまとめた目次ページです。
育てる前の準備からハーブ栽培の基本、寒冷地での冬越しポイントや悩み事Q&A、代表的なハーブの育て方も解説しています。

ハーブの育て方

ハーブの育て方

人気のハーブの育て方は基本的に庭植えでも鉢植えでも通気性の良い土に植えて直射日光に当て、 適切な水やりを行えばOKです。
各ポイントごとの目次から解説ページへ移動できます。

いろいろなハーブの花


【一般的なハーブの育て方】

ハーブはいろいろ種類があり、細かくはそれぞれ適した育て方がありますが、まずは基本の育て方を確認しましょう。
ほとんどのハーブは【十分な日照】【水はけ】を必要とします。
陽当たりが良く、水はけの良い土に植えれば大抵の場合は問題ありません。

【飛ばして次の項目へ】
 ・準備編    ・基本編    ・対策編    ・収穫編


【植え付け(地植えと鉢植え)】
庭植え(地植え)の場合、日の当たる場所を選び、土の質を改良して植え付けます。
大抵の庭土では問題なく育ちますが、多くのハーブは排水性の良い環境を好むため、通常の庭土であれば、 川砂や小粒の軽石、山砂(鹿沼土や桐生砂など)を3割程度混ぜて植え付けます。
ほとんどのハーブは養分は少なくて良いので、地植えの場合は植え付け時に肥料はなくて大丈夫です。
※粘土質の場合や酸性土壌の場合は解説ページがありますのでそちらをご覧ください。


鉢植えの場合、忘れがちですが鉢底ネットは必ず使いましょう。
橋底ネットを敷いたら土を入れて大丈夫ですが、小さめの鉢底石を使うと通気性が上がり、 直接土を入れるよりも底穴から土がこぼれにくくなります。
鉢は樹脂鉢等の蒸れやすい鉢を使う場合は特に通気性の良い土にします。
市販の園芸用土(混合培養土)では水持ちが良すぎることが多いため、川砂や小粒の軽石、山砂などを2割程度混ぜて使います。
素焼きの植木鉢の場合はそこまで心配はないでしょう。


なお、土の水はけは、より正確に言うと排水性よりも土の通気性が重要となります。
ほとんどのハーブはやや乾燥気味を好むとされますが、乾き気味の環境に置くというよりも、【通気性があって乾きやすい土を好む】 といったほうが正しいです。


【水やりの方法】
多くのハーブは一般的には水やりは控えめ、乾燥気味に管理とされますが、やや誤解があります。
まず、ある程度育った苗を地植えする場合は植え付け直後と極端な乾燥期以外は水やりは必要ありません。
水やりに注意が必要となるのは鉢植えです。
鉢植えの水やりは、一回で与える水の量はたっぷり(土が水を吸ってずっしり重くなる)で、 次回の水やりは土が中まで乾き始めて鉢の重量が軽くなったら与えて大丈夫です。
水やりを控えめにというのは水の量ではなく、回数になります。
※水やりはコツがわかりにくい場合は解説ページがありますのでそちらをご覧ください。


【剪定】
多くのハーブは頑丈なものが多く、頻繁な手入れは必要ないものがほとんどです。
剪定は花後の花ガラの処理や、株の姿が乱れた時、一部の種類は脇芽の発生を促すために行います。


【植え替え】
植え替えは鉢植えが根詰まりした場合と、苗株が古くなって育ちにくくなった場合、根が害虫の被害に遭った場合などに行います。
根詰まりの場合は一回り大きな植木鉢にそのまま植え替えます。
年数が古くなって育ちにくくなった株の場合、株分けできるものは株分けします。
根鉢を崩しても大丈夫なタイプの場合は根洗いをして新しい土で植え替えると株が更新されます。
根が害虫の被害に遭った場合や根腐れの場合も、新しい根が生えてくる余力があるならば土は可能な限り落とし、 新しい土と植木鉢に植え替えます。
※植え替えに関しては詳細ページがありますのでご覧ください。


【肥料について】
肥料に関しては、地植えの低木系ハーブ(ローズマリーやラベンダーなど)の場合はほぼ必要ありません。
鉢植えのハーブの場合は、根詰まりなどで植え替える際に養分を含んだ園芸用土で植え付ける程度で十分です。
肥料が多すぎると肥料焼けの原因となり、花や実を楽しむタイプは葉ばかり育って花も実もつきにくくなります。
野菜に準じて葉を収穫するハーブ(パセリやバジルなど)は多少養分があったほうが良いでしょう。


【種まきの注意点】
盲点が種まきから育てる場合です。
まず種は光を好むものと嫌うものがあり、光を好むタイプに土をかけてしまうと発芽率が極端に落ちます。
また、土は肥料分があると発芽以前に種が腐ったり、せっかく発芽しても根が溶けたりしますので、うまく育ちません。
市販の種まき用土を使うか、単用土(赤玉土などの単品)、他の植物を育てた後の肥料分を使い切った土などで種をまくようにします。


夏越し・冬越しに関しては別途詳細ページがありますのでご覧ください。
冬越しに関しては、当サイトの内容は寒冷地仕様の内容となっております。
寒冷地編として別途目次がありますのでそちらからご覧ください。


以上が、ごく一般的なハーブの育て方になります。
続いて、ハーブを育てるうえでの各チェックポイント・項目について簡単に記載しています。


【ハーブの育て方】基本編

ハーブの育て方といってもいろいろ段階があります。
まずは準備編・基本編・対策編・収穫編に分けて簡単に説明します。
各項目はより詳しいページを用意してありますのでリンクからご覧ください。

【準備編】

Contents 目次

【ハーブの育て方】準備編  ・準備するもの
 ・植え付ける場所選び
 ・一年のサイクル

※上記リンクは詳細ページへのリンクです。簡単な概要はこの後に続いて記載します。

【飛ばして次の項目へ】
 ・基本編    ・対策編    ・収穫編

ハーブを育てる前の準備としては、資材の確保、植え付ける場所の選定、植えたい植物や気候のサイクルの確認などがあります。


【準備するもの】
必要な資材としては、植え付ける苗や種のほかに重要なものとして土が挙げられます。
鉢植えの場合はもちろんですが、庭へ地植えの場合も苗に適した土壌へ調整しておいた方が元気に育ちます。
園芸用具はあれこれそろえる必要はありませんが、使いやすさに違いがあるため、スコップとハサミは吟味したほうが良いでしょう。
最初のうちは形状の違う2種類くらいがあれば良いです。

【関連記事】 準備するもの
植木鉢などの必需品やあると便利な道具、必要なのになぜか見落とされがちな鉢底ネットなどの解説ページです。


【植え付ける場所選び】
ハーブといっても色々な種類があり、それぞれ適した環境が違います。
基本的には、日当たり(日向・半日陰・日陰)、日照時間や日の当たる方角(朝日が当たるか、西日が強いかなど)、土壌の水はけの程度、 夏と冬の気温を確認します。
それ以外にも、傾斜や風通し、庭か軒下か、建物との位置関係や周囲の草木との相性なども関係してきますので可能ならチェックしましょう。

【関連記事】 植え付ける場所選び
ハーブに適した植え付け場所の解説ページです。


【一年のサイクル 】
ハーブは季節に応じて成長します。
季節要因としては、気温のほかに日照時間も関係します。
発芽は春播きと秋播きが代表的ですが、発根も季節に応じて変化します。
一部の植物は日没時刻によって花つきが変わるものもあります。
各月ごとの状態や一年の動き、成長度合いを頭に入れておくと作業が効率的になりますし、植物の成長や状態の把握にも役立ちます。

【関連記事】 一年のサイクル
季節・月の一般的な気候とそれに応じた植物の生育サイクルをまとめてあります。


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【基本編】

Contents 目次

【ハーブの育て方】基本編  ・水やりについて
 ・剪定の方法
 ・植え替えの方法
 ・挿し芽/挿し木の方法
 ・株分けの方法(準備中)
  →→ 土づくりについてはこちら

ハーブの日常の管理のポイントをまとめました。

【水やりについて】 は重要ポイント。正しい水やり方法を解説しています。
【剪定の方法】 は時期や切る場所など悩みがちなポイントを解説しています。
【植え替えの方法】 は一般的な鉢植えの植え替え方法を紹介しています。
【挿し芽/挿し木の方法】 は土に挿す方法と水挿しの方法を解説しています。

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【いろいろな対策】

Contents 目次

【ハーブの育て方】いろいろな対策  ・害虫対策
 ・夏越し(夏枯れ)の対策
 ・冬越しの対策

ハーブを栽培しているときに困りがちな害虫や季節の問題の対策をまとめました。

【害虫対策】 は比較的害の多い虫についてまとめました。
【夏越し(夏枯れ)の対策】 は猛暑対策や夏越しの方法についてまとめています。
【冬越しの対策】 は厳冬期の対策や冬越し方法についてまとめています。

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【上手に育ったら】

Contents 目次

【ハーブの育て方】上手に育ったら  ・種を採る場合
 ・収穫する時期(準備中)
 ・ハーブの使い道(準備中)

ハーブを育てたら収穫しましょう。種を採って増やすこともできます。

【種を採る場合】 は種が採れやすいハーブについて軽く説明しています。

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以上がハーブを育てる基本編となります。
ここまでも全体的にやや寒冷地よりの視点での説明になりましたが、この後は実際に寒冷地での育て方のポイントとなります。


【ハーブの育て方】寒冷地編

ハーブを育てているときに多い悩みである耐寒性と冬越しについてまとめました。
冷涼地・寒冷地で冬越しをする場合を念頭に置いています。

【寒冷地での育て方】

寒冷地での冬越しを成功させるコツとポイントを解説します。

【寒冷地対策(TOP/目次)】 は寒冷地での冬越しについての総合ページ(目次)です。
【植え付ける場所選び】 は庭で冬越しがしやすい場所を考えてみました。
【風や霜への対策】 はハーブが苦手とする寒風や霜への対策を解説しています。
【ハーブに守ってもらう】 はより寒さに強いハーブをうまく使う方法を考えてみました。
【耐寒性を上げる】 はハーブの耐寒性そのものを挙げる育て方を説明しています。
→【参考】 寒さに強いハーブを挙げてみました。
→【参考】 基本の冬越しについて解説しています。

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以上がハーブを寒冷地で育てるためのポイントと解説になります。
−15度くらいの目安(稀に−20度になるくらい)まではこの内容で対処できるかと思います。


【ハーブの育て方】困ったときはQ&A

ハーブ栽培の悩みや困りごとをQ&A方式で軽くまとめています。
悩みの多いローズマリーが枯れる問題や根腐れについては専用の解説ページを設けています。


【困ったときは】

Contents 目次

【ハーブの育て方】困ったときはQ&A  ・育て方や悩みのQ&A一覧
 →(例)ローズマリーが枯れる
 →(例)根腐れする

ハーブを育てているときにありがちな悩みや困りごとを軽くQ&A方式にまとめてみました。

【育て方や悩みのQ&A一覧】 はよくある悩みを列挙しています。
→(例) ローズマリーが枯れる場合の注意点をまとめています。
→(例) 根腐れする場合の対策と防ぐ方法、復活方法をまとめています。

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以上がハーブ栽培のよくある悩みや困りごとの簡単な解説でした。
悩んでいる方が多そうな項目は随時追加していく予定です。


代表的なハーブの育て方

代表的・人気のハーブの一般的な育て方を紹介します。
特に育てる機会の多いと思われるローズマリー・タイム・セージを最初に紹介します。
その他のハーブは随時追加していく予定です。


【ローズマリー・タイム・ラベンダー・セージ】

【ローズマリー】 ローズマリーの育て方

→ ローズマリーの育て方を詳しく見る

花が美しく、丈夫で育てやすい。
料理・消臭・クラフトと使い道が多い万能ハーブ。
低木で茂み状に育つ。

【タイム】 タイムの育て方

→ タイムの育て方を詳しく見る

花が美しく、丈夫で育てやすい。
一度覚えると料理には欠かせなくなるハーブ。
低木タイプと這うタイプがある。

【ラベンダー】 ラベンダーの育て方

→ ラベンダーの育て方を詳しく見る(準備中)

花が美しく、香りも良く庭におすすめの花。
よく茂るタイプとコンパクトな品種とがある。
品種によって育てやすさにかなりの差がある。

【セージ】 セージの育て方

→ セージの育て方を詳しく見る

サルビアの仲間で料理用の品種。
料理には隠し味やポイントとして少量使うのがコツ。
花も美しくて見ごたえがある。

【その他のハーブ】

→ ヒソップの育て方を詳しく見る

花が見事な茂みに育つ料理用ハーブ。
葉の風味は強くスパイシーで少量使うのがコツ。
木と宿根草の中間という変わった生態。

→ その他のハーブの育て方一覧

育てたことがあるハーブの中から、料理はもちろん、防虫・消臭などいろいろな用途のハーブを集めました。
見た目や香りも重要ポイント。
比較的育てやすいものを選んであります。