濃い青花系の品種の中でもはっきりとした青みと透明感を持ちます。
非常に鮮やかで見栄えのするローズマリーです。
ローズマリー・ブルーラグーンの基本情報
ローズマリー Rosemary Blue Lagoon(シソ科)
多年生・小低木(常緑樹)
【耐寒性】0~-5度
【サイズ】最大120㎝
※鉢植えは鉢の大きさに比例
【樹形】半匍匐性
【主な用途】
観賞
【花色】
濃い青
ブルーラグーンとは?
【ブルーラグーンの特徴】
ブルーラグーンはローズマリーの中でも特に花の色が濃く鮮やかで人気の種類です。
濃い青系の品種は多くありますが、ブルーラグーンの花は特に鮮やかな青みを帯びていて透明感もあり、際立って美しい部類に入ります。
寒さには弱い部類となりますがその分暑さには強く、直射日光の当たる庭ではハーブガーデンの主役となってくれるでしょう。
半匍匐系の中では意外とボリュームが出るほうで、見ごたえある姿に育てることが可能です。
【参考】ハーブの苗/ローズマリー(立性):マリンブルー3号ポット
ブルーラグーンはその性質からフォタブルーと同じではないかとみられていますが、フォタブルーがアイルランドの作出であることに対し、
ブルーラグーンの流通はオーストラリアがメインのことから、別の品種の可能性もあります。
日本国内での流通はフォタブルーが中間色、ブルーラグーンは明らかに濃い青となっています。
ブルーラグーンについて詳しく!
【Chapter:1】ブルーラグーンってどんな植物?
・ブルーラグーンの花
・ブルーラグーンの樹形
・ブルーラグーンの香り
・ブルーラグーンの葉
【Chapter:2】ブルーラグーンの性質は?
・ブルーラグーンの生育環境
・ブルーラグーンの耐寒性
【Chapter:3】ブルーラグーンの育て方は?
・ブルーラグーンの育て方
・ブルーラグーンの花が咲かない時は
【Chapter:1】ブルーラグーンってどんな植物?
【ブルーラグーンの花】
ブルーラグーンはローズマリーとしてはかなり濃いめの青みよりの薄紫色の花を咲かせます。
花の色は株の個体差があり、濃い個体では最も濃いと思われるブルーになることもあります。
株が若いうちは花数も少ないですが、ある程度育つとぽつぽつと全体に花を散らして花を咲かせるようになります。
※ローズマリーの花の色に関して詳しく知りたい場合は比較表をご覧ください。
《 関連記事 》 お役立ち情報 > ローズマリーの花の色比較表
【ブルーラグーンの樹形】
ブルーラグーンは半匍匐性となり、立ち上がりながらも枝を横広がりに伸ばしていきます。
プロストラータスほどのうねりはありませんが、多少は枝がうねるタイプになり、自由な姿になりやすい種類です。
【ブルーラグーンの香り】
葉の香りはいわゆるローズマリーの香りですが、そこまで強いほうではなく標準的です。
【ブルーラグーンの葉】
ブルーラグーンの葉はローズマリーの中でも濃い目のディープグリーンです。
中間よりはわずかに細めですがツヤもあるほうで、美しい葉色です。
【Chapter:2】ブルーラグーンの性質は?
・日あたりを好む
・通気性のよい土を好む
・暑さには強い
・寒さには弱いほう
【ブルーラグーンの生育環境は?】
ローズマリーの中でも比較的暑さに強く、関東内陸部の真夏にも耐えることができます。
庭へ地植えにすると横広がりに茂りますので、スペースはかなり広めにとったほうが良いでしょう。
ブルーラグーンはほかのローズマリーと同様に日あたりを好み、通気性が良くて濡れてもすぐ乾く土を好みます。
PHは少しアルカリ性よりの土が良いとされますが、通常の庭土程度でも育ちます。
心配なら草木灰や燻炭などを混ぜて中和しておくとよいです。
基本的には排水性の良い土ならばまず問題ありません。
【ブルーラグーンの耐寒性】
耐寒性はローズマリーの中ではかなり低いほうとなります。
特に入手して最初の年は気温がマイナスになると危険で元気をなくし、葉の色が褪せてきます。
最初の年だけは不織布などの軽い防寒でしのげば、二年目以降は多少の耐寒性を獲得してきますが、マイナス5度前後が限界のようです。
関東も平野部であれば防寒対策はごく簡単な霜よけのみでよく、寒冷地や厳冬期は薄い不織布を軽く巻いておくくらいで大丈夫です。
寒冷地の場合はおとなしく鉢植えで室内へ退避しましょう。
雪に関しては、多少の降雪そのものには耐えられますが、落雪にあたると折れやすいです。
他の立ち木、屋根の上などから雪の塊が落ちてくると枝が折れることがありますので注意してください。
どちらかというと一番最初の霜のほうが危険です。
一方、耐暑性は非常に強く、元々暑さに強いローズマリーの中でも頑丈なほうです。
連日の40度でも大きめの鉢植えや地植えであれば、水切れさえ注意すれば十分耐えてくれます。
どちらかというと暖地向けのローズマリーといえるでしょう。
【Chapter:3】ブルーラグーンの育て方
【ブルーラグーンの育て方】
【1.植え替える】
ポット苗を入手した場合、まずは植木鉢に植え替えます。
土の通気性と排水性が肝心なため、鉢底には小粒の軽石などを敷き、
植え付ける土は園芸用土に川砂や小粒の軽石などを混ぜたものを使用します。
園芸用土単品では、保水性が良すぎるため、砂を混ぜます。
また、肥料分が多いと一気に育ちすぎて見た目はきれいでも弱い苗になりますので、園芸用土を養分の少ない砂などで緩和する目的もあります。
植木鉢に植え替え、ある程度成長して落ち着いたら地植えに移行しても良いでしょう。
地植えの場合はかなり巨大化するため、十分なスペースを確保します。
土は排水性を確保し、養分は少なく、よく日の当たる場所に植え付けます。
【2.水やりの間隔を掴む】
植え替え直後は一度だけたっぷりと水を与えます。
最初の1回は、土が水を吸い込み、植木鉢がずっしり重くなるまで与えます。
二度目以降は、土が内部まで乾き始め、植木鉢の重量感が減ってきてから与えるようにします。
地植えの場合は植え付け直後の一度だけで、あとはよほどの乾燥期でない限り水やりはしなくて大丈夫です。
【3.日あたりを確保する】
ローズマリーは陽当たりを好みます。
日当たりが悪いと日光を求めて枝が迷走して伸び、曲がりくねることがあります。
元々匍匐性で枝はうねりやすいですが、気になる場合は剪定で整えます。
【4.剪定する】
ブルーラグーンは匍匐性で枝はうねりやすいため、姿が乱れてきたら剪定で調整します。
剪定を繰り返すことで枝数を増やして茂らせていきますが、枝が増えすぎた場合は細く弱々しい枝を取り除きます。
地植えなどで巨大化した場合は、思い切って切り戻すことで枝の若返りを図ります。
【5.植え替える】※鉢植えの場合
鉢植えである程度育つと成長が止まります。
成長が止まると花が咲くようになりますが、数シーズンで根詰まりを起こします。
葉が黄色くなって落ちるようになったら根詰まりが進行している可能性があるため、大きな植木鉢に植え替え(鉢増し)ます。
【総合】
ローズマリーは全体的に頑丈で手がかからない植物ですが、ブルーラグーンはローズマリーの中でもさらに暑さに強い種類です。
基本的には放置気味で良いですが、暑さに強い分、反対に寒さには弱い部類のため、冬場の屋外では注意が必要となります。
特に入手して初年度の冬や、二年目以降も晩秋の最初の霜は注意が必要です。
回復力はあるので春になれば元気になりますが、心配であれば防寒対策を施しましょう。
【参照】ブルーラグーンが欲しいときは? 見分け方は?
【入手方法】
ローズマリーはたくさんの品種が存在しますが意外とタネの種類は多くありません。
そのため、ブルーラグーンが欲しい場合は苗を購入することで確実に入手できます。
【参考】ハーブの苗/ローズマリー(立性):マリンブルー3号ポット
【ハーブの専門店で購入する】
ブルーラグーンは比較的近年になって流通し始めた品種で流通量は少なめですが、
意外とハーブの専門店では見かけないため、生産元のショップで品切れの場合は園芸店を探したほうが早い場合があります。
ローズマリー立性【マリンブルー】苗
ローズマリー一覧(1)
ローズマリー一覧(2)
【園芸店やホームセンターの園芸コーナーで購入する】
ブルーラグーンは比較的近年になって流通し始めた品種で流通量は少なめですが、国内では比較的メジャーなハーブナーセリーが生産しているようで、園芸店でも見かけることがあります。
白い樹脂ポット鉢で絵入りのタグのシリーズが目印です。
【ブルーラグーンの見分け方】
ハーブの専門店ではない園芸店や種苗店、あるいはホームセンターの園芸コーナーでブルーラグーンを探す場合、
その特徴で探し当ててみましょう。
葉のサイズが標準でやや細め、少しつやのある深いダークグリーンというのが特徴です。
他にも何か手掛かりが欲しいという時は以下のような部分を観察してみてください。
【特徴1】葉の形で見分ける
ブルーラグーンの葉はサイズは標準的ですがごくわずかに細めです。
色はほかの品種よりも濃く鮮やかで、少しつやのあるダークグリーンです。
葉が大きく幅が広いものはトスカナブルーかレックスです。
【特徴2】樹形で見分ける
半匍匐性の品種のため、ブルーラグーンの幹や枝は上へ伸びたがります。
ただし若いうちは枝先が上を向くため、立性のような姿で販売されていることも多いです。
しなだれていたりあまりにも奔放な場合は匍匐性の別品種とみて良いでしょう。
【特徴3】香りで見分ける
標準的なローズマリーの香りです。
【特徴4】花で見分ける
売られている苗の状態で花が咲いていることは稀ですが、ブルーラグーンはほかの品種より青みが強く濃く鮮やかです。
モーツァルトブルーよりも青みが強く、ややまだら模様がみられます。
ブルーラグーンはローズマリーの中では青みの強い花となり、特に濃いブルー系が欲しい場合にはお勧めの品種です。
他のおすすめの種類が知りたい場合は一覧ページを用意してありますのでご参照ください。
【関連記事】:目的別おすすめの品種・種類