寒冷地の庭をハーブガーデンに・・・まんねんろうの咲く庭で

menu

HOME > お役立ち情報  > ローズマリー:花の色の比較表
ローズマリーは薄紫の花が一般的です。
最近は濃いブルー系やピンクも人気で、特に濃い青は品種が増えてきました。
ここではローズマリーの各品種の花の色を濃淡で並べてみました。

ローズマリーの花

ローズマリーの花の色

ローズマリーの花の色は、オーソドックスな薄紫から、ほぼ白に近いほど淡い薄紫、濃く青みの強い青紫、ピンク、白があります。
実際の花の画像はページ下部で並べていますのでご覧ください。

ローズマリーの花の色の比較表


【注意】
ローズマリーは苗の個体の差が大きく、花の色は同じ品種でも異なる場合が多々あります。
苗が育って初めての花は色が薄い傾向にあり、開花後、時間経過でやや濃くなり、花期の終盤に薄くなり始める傾向があります。
そのため、ページ内の花の色はあくまで参考ということでご了承願います。


Contents 目次

【ローズマリー】花の色のイメージ表
 ・グラデーション表
 ・表の説明

【参考】実際の花の画像
 ・ローズマリーの花の画像
 ・それぞれの色の特徴

【参考】
 ・関連記事


【ローズマリー】花の色のイメージ表

ローズマリーの花の色を、育てたことがある品種と目にしたことがある品種をグラデーションでイメージ表にしました。
※グラデーション表はわかりやすいようにやや濃い目で表示しています。
※実際の花の画像はページ下部で並べていますのでご覧ください。

《参考》:ローズマリーの花の画像


【花の色のイメージ】

ローズマリーの花の色の比較表


【表の説明】

表の真ん中付近がローズマリーの一般的な花の色です。
表の外周側へ行くと色の特徴が増します。
表の左側へ行くと色が濃くなり、左上が青み寄り、左下が紫寄りになります。
表の右側は特徴的な色になり、水色寄り・白・ピンク系になります。
白に近いほど薄い色になります。


なお、ローズマリーは苗の個体による花の色の差が大きいです(マリンブルーなど)。
また、流通名が複数ある品種や、複数の品種が一つの流通名になっている場合(ベネンデンブルー)もあり、 同じ品種だと思って購入すると全く色が違うという場合もあります。


次の項で手元にあるローズマリーの花の写真を並べますが、個体差があるということはあらかじめご承知おきください。

【関連記事】:ハーブ図鑑>ローズマリー



【参考】実際の花の画像

【ローズマリーの花の画像】

手元にあるローズマリーの花の画像を並べました。
天気や時間による日照の差で花の色に差が生じてしまうため、手持ちのマリンブルーを標準に明るさを調整して合わせてあります (※青さなど色の加減はしておりません)。

※カーソルを乗せてしばらく待つと品種名が表示されます。
マリンブルー トスカナブルー オフィシナリス プロストラータス ブルーボーイ セバンシー ベネンデンブルー ミスジェサップ シッシングハースト アープ サンタバーバラ ダンシングウォーター ドワーフブルー ディープブルー コリンガムイングラム モーツアルトブルー ウッドパープル コルシカン ロゼア マジョルカピンク パッション


【注意】
オフィシナリスに関しては、現状として品種名が特定できないものはすべてただのローズマリーとして流通しているため、 ここではごく標準的なローズマリーということで載せています。

ベネンデンブルーは現在ベネンデンブルーとされている立性品種になります。
なお、ベネンデンブルーは現行品種の他に、過去にはウッドパープル(コリンウッドイングラム)、パイン(パインセンテッド)、 コルシカンがベネンデンブルーで販売されていたことがあり、現在もそれらの品種がベネンデンブルーとして販売されていることがあります。
品種ごとの違いはローズマリー図鑑のページ下部でご確認ください。

【関連記事】:ハーブ図鑑>ローズマリー:代表的な品種


ラベンダーのバナー


【それぞれの色の特徴】

ローズマリーの品種ごとの花の色の特徴を説明します。


マリンブルー 【マリンブルー】
標準的な薄紫で、やや青み寄りになります。
一般的にはローズマリーでも最も濃いブルーの一つ、あるいは立性で最も濃いブルーとされますが、 個体差が大きいらしく、手元にあるものは極中間の色合いです。

【関連記事】:ローズマリー・マリンブルーの詳細


トスカナブルー 【トスカナブルー】
標準的な薄紫です。
名前にブルーとついていますが、青み寄りというわけではなく極中間的な薄紫です。


オフィシナリス 【オフィシナリス】
標準的な薄紫です。
実際には品種名がついていないローズマリーがオフィシナリスとして流通している面もあるため、個体差は大きいです。
手元にあるものは典型的な薄紫で、ややピンク寄りの薄紫です。


プロストラータス 【プロストラータス(プロストレイト)】
標準的な薄紫です。
花の大きさは小さいですが、花つきは良いです。

【関連記事】:ローズマリー・プロストラータスの詳細


ブルーボーイ 【ブルーボーイ】
標準的な薄紫です。
やや透明感があり美しい花です。葉は小さいですが花は標準サイズです。

【関連記事】:ローズマリー・ブルーボーイの詳細


セバンシー 【セバンシー(セブアンシス)】
標準的な薄紫です。
一般的には中間よりはやや濃いめで青み寄りとされます。
画像は初めて咲いた花なので標準的なセバンシーより薄い可能性があります。


ベネンデンブルー 【ベネンデンブルー】
標準的な薄紫ですがやや薄めです。
ベネンデンブルーとされる現行の立性品種です。
濃いブルーで半匍匐性の場合はウッドパープルかコルシカンの可能性があり、葉が糸のように細い場合はパインの可能性があります。

【関連記事】:ローズマリー・ベネンデンブルーの詳細


ミスジェサップ 【ミスジェサップ】
ごく淡い薄紫で、やや水色寄りになります。
花の下花弁の真ん中に白い帯が入り、その両脇に紫の筋が入ります。
花つきはよく、花もわずかに細めです。
花は透明感があり、太陽光が当たると輝いているように見えます。

【関連記事】:ローズマリー・ミスジェサップの詳細


シッシングハースト 【シッシングハースト】
淡い薄紫です。
細葉系の品種ですが、花はローズマリーの中でも幅広で大きめです。


アープ 【アープ】
ごく淡い薄紫で、やや紫寄り(薄ピンク寄り)になります。
オーソドックスな色をそのまま薄めた感じです。
意外と花つきは良いですが、薄い色で少々物足りなく思えるかもしれません。


サンタバーバラ 【サンタバーバラ】
光があたると白に見えるほど淡い薄紫です。
オーソドックスな色をそのまま薄めた感じです。
育つと多花性で四季咲きとなります。


ダンシングウォーター 【ダンシングウォーター】
中間よりやや濃いめで、青み寄りになります。
四季咲きで花つきはよく、透明感があり美しい品種です。
3年目あたりから色がわずかに濃くなります。
太陽光が当たるとサテン生地のような輝きに見えます。

【関連記事】:ローズマリー・ダンシングウォーターの詳細


ドワーフブルー 【ドワーフブルー】
中間より濃いめの青紫です。
日が当たると透明感を感じる美しい色合いです。
全体的に華奢ですが華やかな花で、花つきも良いです。


ディープブルー 【ディープブルー】
明らかに青み寄りの色で、濃い目の色合いになります。
花は濃いブルー系の中では小さめのようです。
花は四季咲きの多花性で苗全体に散らばって咲きます。

【関連記事】:ローズマリー・ディープブルーの詳細


コリンガムイングラム 【コリンガムイングラム】
明らかに青み寄りの濃い色で、大きめの花です。
花数はやや控えめですが、一輪が大きいためか見劣りはしません。
個体によっては強烈に濃い色になるものもあります。
透明感はないですが、開花から日数が経つとペンキのようにはっきりとした色になります。


モーツアルトブルー 【モーツァルトブルー】
ローズマリーの中で最も濃いブルーといわれる青紫系の品種です。
開花時よりも数日経った方が色が濃くなります。
個体差や気候による差はありますが安定して濃いめの色となります。
濃いブルー系の中では斑点模様が少なく、平坦な色合いになります。
おしべの根元がやや紫みを帯びます。

【関連記事】:ローズマリー・モーツァルトブルーの詳細


ウッドパープル 【ウッドパープル(コリンウッドイングラム)】
モーツァルトブルーよりも濃いと言われ始めている品種です。
はっきりとした青みを持つ花で、濃い色の斑点模様のために一層濃く見えます。
花の中心部分は白で、下の花弁を中心に濃い斑点模様が入ります。
濃さはやや安定に欠けますが、青み寄りという点ではモーツァルトブルーよりも青み寄りで透明感もあります。
なお、現行のベネンデンブルーの前まではこの品種がベネンデンブルーとされていました。

【関連記事】:ローズマリー・ウッドパープルの詳細


コルシカン 【コルシカン】
個体差はありますが、最も濃いブルーの品種に数えられます。
花の中心部は白で、花弁に濃い色の斑点が不規則に入ります。
なお、ウッドパープルの前までベネンデンブルーとされていたことがあります。


ロゼア 【ロゼア(ロゼウス)】
ピンク系の品種の一つです。
初めて咲く花は色がとても薄いですが、二期目から花の色がはっきりとしたピンクになります。
花全体がピンクというよりは、淡いピンクの中に細かな濃いピンクの斑点が散ることでピンクに見えている印象があります。

【関連記事】:ローズマリー・ロゼアの詳細


マジョルカピンク 【マジョルカピンク】
ピンク系の代表的な品種です。
わかりやすいピンクですが少しうす紫寄りのピンクで、もう少し紫寄りのマジョルカパープルという品種も一部で出回っています。

【関連記事】:ローズマリー・マジョルカピンクの詳細


パッション 【パッション】
中間よりも濃い目で青み寄りの色になります。
e-ティザーヌのオリジナル品種とのことです。
※画像は葉が黄色っぽくなってしまったため、葉の色のみ修正しています(花はそのままです)。


以上が手元にあるローズマリーの色合いです。
この他、見たことがある花としては、ゴリジアとウィルマスゴールドは中間の薄紫よりも少しピンク寄り、スプレアップライトは中間よりやや水色寄り、 ハンティントンカーペットは薄紫とされますがほぼ白に近い色、ポルトグースは淡いピンク、 アルバ(ホワイト)は複数の白花品種がひとまとめにアルバとして流通しているため、 純白のものや、ベースが白で薄紫のラインや斑点が入るものなどがあります。


傾向として、立性品種はオーソドックスな薄紫の色が多く、半匍匐性は濃いブルー系の色が多めとなっています。
下垂・完全匍匐系は中間より淡い薄紫が多めです。
ピンクはどれも立性ですが、マジョルカピンクは徒長しやすいため育つ環境次第では枝がくねることがあります。
濃いブルー系は半匍匐性でコンパクトな品種が多いため、大型にしたい場合は誘引して枝を上に向けるか、 比較的大型にしやすいモーツァルトブルーを選択すると良いでしょう。


【追記】
手持ちのローズマリーで載せていないものは開花を確認し次第掲載予定ですが、入手直後の苗も多いため、数シーズン先になる可能性があります。
(例:パイン、ファーンオークスハーディー、ヒスティルペリゴード、ホワイト、ウィルマスゴールド)


【関連記事】:ハーブ図鑑>ローズマリー:代表的な品種


ラベンダーのバナー


【関連記事】


▲ TOP